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story 33 ページ33

笑って、
この人が好きって、
言える恋をしよう。

ーーー


車内の中、ギュッと繋がれた手に力を入れる遥輝。


遥輝の家に入るなり、再び抱きしめられ、
躊躇なく激しいキスをされた。


遥輝にしがみついて激しいキスに応えていると、
一瞬少しだけ唇が離れた。


その隙に目を開けて息を整えると、
唇が微かに触れている距離で、
私のことを愛しそうに見つめる眼差し。


いつだって、遥輝のその瞳に弱い。


さっきから降り注がれるキスに、
思わず少しだけ力を入れて遥輝から、
体を離そうとしたけど、遥輝の逞しい腕からは、
そう簡単に離すことが出来ず…




『は、遥輝!』

「ん?」




と、返事をしながらも、
キスはやめてくれない。
それどころか、いきなり私の服の中に、
手を入れてきたから、慌てて遥輝の手を掴んだ。




『ま、待って!

遥輝、シャワー浴びて来たら?』



「臭い?笑」


『ううん。

ってか、なんでユニフォームのままなん?』



「Aに早く会いたかったから…」




と、真顔で言うもんやから何も返せない。




「…分かった。

じゃあ、一緒に入ろ?」




『え、ちょっと待って、

私、お風呂あとでいいし…」



「無理。」




有無を言わせず強行突破する遥輝。
嫌がる私を無視して、風呂場まで私を抱き抱え、
手早く私の服を脱がせて、
自分の服も脱いで風呂場に入った。


シャワーを流しながら、体を洗う遥輝の、
逞しい胸筋を横目で観察してると、
ばっちり目が合った。




「体、洗ったろか?笑」

『いや、大丈夫。』

「何恥ずがしがってんねん、今更。笑」


『だってお風呂なんて、

好きな人と入ったことないもん。

だから、何か恥ずかしい…』





って言ったら、声を出して笑われてしまった。




『何で笑ってんのよ!』


「別に。可愛いなぁと思って。笑」


『…なんか遥輝、余裕やね。

私一人で緊張してアホみたい…』





「アホか、俺も余裕なんかないわ、

いつもお前に振り回されっぱなし。

女に振り回されたことなんて今まで、

一度もなかったけど、Aに、

振り回されるのは結構好き。笑

それと、俺も女と風呂に入んの初めてやし。

ってか、今まで、入りたいと思ったこと、

一度もなかったし。」




『ホンマに?』

「ホンマ。」

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m2(プロフ) - キュンキュンします^^* (2020年1月30日 16時) (レス) id: 85c669e5c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:haru | 作成日時:2019年8月20日 19時

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