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story 3 ページ3

いつも会いたくて、
何度も甘えたくなる、
あなたの無償の愛に…

ーーー


「Aちゃん久しぶり。笑」


そう言って微笑んでくれた遥輝のお母さん。


『お久しぶりです。笑』

「元気にしてた?」

『はい。笑』

「そう。お母さんには会った?」

『いえ、この後に会いに行こかと思ってます。』


「お母さんAちゃんのこと自慢の娘って、

周りの人に嬉しそうに話してはるから、

きっと、会いに行ってあげれば喜ばはるわ。笑

卒業してから会ってないんやろ?」



『はい。』


「だったら尚更やわ。笑」




高校を卒業して以来、和歌山には帰ってない。


"あんたがやる!って、決めたんやから、
最後まで泣き言言わずにやりなさい!
夢を掴むまで帰ってきたらアカンよ"


そう言い払った後、私を見送ってくれた母。


あなたの小さな娘は今もまだ子供で、
誰かに頼ったり、甘えたり、支えられたままで、
何一つ成長しきれてない。





「Aちゃん。

親というのは子供が幾つになっても、

子供は子供のままなんよ。

ご飯ちゃんと食べてるのか?

ちゃんと睡眠とれてるのか?

何かに傷ついてないか?毎日笑ってるのか?って、

親は毎日、毎日、子供のことを、

心配ばかりするものなのよ。」



「おばちゃん…」


「その幸せそうな笑顔を、
お母さんに見せてあげて。」










.......



『遥輝、お母さんとこ行ってくる。』

「じゃぁ、俺も行くわ!」

『ううん。とりあえず一人で行って来る。』

「なんで?」


「遥輝、久しぶりに会うのに、

あんたが行ったら邪魔やろ!

Aちゃん行っておいで。笑」



「うん。ありがとう。おばちゃん。」

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m2(プロフ) - キュンキュンします^^* (2020年1月30日 16時) (レス) id: 85c669e5c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:haru | 作成日時:2019年8月20日 19時

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