story 15 ページ15
どんなことも、
乗り越える愛が欲しい。
ーーー
『杉谷さんはタクシーかなんかですか?』
｢ううん。俺はきゅんに乗せて帰ってもらうからいいの。笑｣
｢またですかー?｣
『じゃあ、私も杉谷さんに付き合います。笑』
｢えー、マジで!?
Aちゃんて良いコやね。笑
じゃぁ、みんな揃ったとこだし乾杯!｣
｢｢｢｢乾杯!｣｣｣｣｣
なんか今日は酔いたい気分。
｢誰が拳士、連れて来たん?｣
｢勝手について来たんすよ。｣
｢いや、だってほら、
遥輝とAちゃんの、な?笑｣
｢なんすか。｣
｢ラブラブなとこ見たいし。笑｣
｢見せへんわ!
ってか、Aちゃん、Aちゃんって、
さっきから気安く呼ぶな!｣
｢おーっと、
普段クールな西川選手が妬いております。笑
こりゃ、ハルキストのファン今頃泣いとんな。笑｣
｢本当に2人は付き合ってるんですか?｣
｢付き合ってるってゆーより、
2人結婚するんやろ?
ほら、週刊誌に盗塁婚って書いてあったし。笑｣
｢考えてない。｣
｢おい。遥輝…｣
｢野球のこと以外、今は考えられへん。
ちょっと便所。｣
私の横に座ってた遥輝が立ち上がって、
その場から席を外した。
｢Aちゃん、
遥輝 あぁ言うたけど、…そん｣
『卓さん。
さっき、遥輝とその話してたとこなんですよ。
今は、野球しか考えられへんって、
私に軽はずみに｢待ってろ｣って言えへん。
って、言われました。』
｢そう。｣
『きっと、野球中心で今まできて、
私と付き合ったことで、
今まで以上に自分のワガママでここへ来たこと、
この地から離れられないことに対して、
私を"巻き込んでしまった"じゃないですけど、
犠牲にしてるんじゃないか?って、
感じちゃってるんじゃないですかね?
私は犠牲なんて感じてはないんですけど…
遥輝が悩んでる時は頼ってもらいたいし、
傷付いたら私の傍で休んでもらいたい。
そんな風に、楽しい時だけじゃなくて、
辛い時も私のことを必要として欲しい。
もし、私のことを思って遥輝が犠牲やと思うなら、
それは違う…』
｢Aちゃん?そん気持ち、
遥輝に聞かせてやって。｣
｢俺もそう思う。｣
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m2(プロフ) - キュンキュンします^^* (2020年1月30日 16時) (
レス) id: 85c669e5c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haru | 作成日時：2019年8月20日 19時
