今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:65,126 hit
小｜中｜大
story 13 -haruki- ページ13
夢の続き、
Aは覚えてるか?
ーーー
｢お前いつも一人やな?友達おらんのか?｣
『…おらん、遥輝くんしか。』
｢淋しくないん?｣
｢遥輝くんがいるから平気!笑｣
｢もし、俺がおらん様になったら、
お前どうすんの?｣
｢遥輝くんどっか行くの?｣
｢いつかはな、
俺は大人になったら、この街を出んねん!｣
『出てどうすんの?』
｢それはまだ考えてへんけど…、
とにかく、遠い所に行きたいねん俺!｣
『じゃあ、私も大きくなったら、
遥輝くんと一緒に遠い所に行く!』
｢それはあかん!俺一人で行く!｣
『えぇーっ、なんで、なんで。』
｢空見上げてみ?A!｣
｢こーやって上を向いてると、
なーんか元気出てくるやろ?
どこ行っても、離れても、Aと、俺は、
同じ空の下におるよ!
だから、嫌なことがあったら空を見ろ!A!｣
｢うん!｣
空を見上げてた、
あの頃の俺はもうおらん…
遠い、あの日は、
もう、戻らへん…
大人になった今、
お前は、
まだ、空見上げてるんか?
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：haru | 作成日時：2019年7月26日 16時
