東京の夜１ ページ15
【主人公】
私がテイクアウトしてきたものを食べた結弦くんは今、お風呂に入っている。
結弦くんがさっきからドキドキさせるから妙な汗をかいてしまった。
よく考えたら私ももう一度シャワー浴びたいかも…。
お風呂に入ってから時間経ってるし。
でももう１度シャワーなんて浴びたら何かを期待してるみたいで恥ずかしい。
先にお風呂に入ったなんて言ってしまった自分を呪いたい。
一人ベッドで膝を抱えながらドキドキをやり過ごそうとするけど無理だ。
シャワーの音が聞こえてくるだけで心臓が破裂しそうだし…。
大体、結弦くんは部屋に入って来た時からかっこよすぎなんだってば！
ボーダーのニットにジャケットがこんなに似合う人なんてこの世にいませんよってくらい。
いきなり抱きしめてくるし！
あやうく襲うかと思ったじゃないかー！私が。
ふと時計を見るとまだ２１時。
夜は長いんだし、そういうことだけじゃなくて話もいっぱいしたいなと思っていると、結弦くんがお風呂から出た音がした。
まさか…バスローブなんて着て出てきたりしないよね！？
そんなの漫画や小説の中だけだよね？
濡れた髪にバスローブなんて普通に倒れるから！と、変態特有の心配をしていると、出てきた結弦くんは黒い上下の部屋着姿でホッとした。
アスリートは着るものも自分のものじゃないと嫌なのかもしれない。
「何か飲む？お茶とか炭酸水あるよ」
「ありがと。じゃ、炭酸水もらう」
２人分の炭酸水をグラスに注いで窓辺のテーブルに置いてソファーに座る。
結弦くんはスーツケースを整理した後、部屋のクローゼットを開けている。
そしてそのまま動かない。
「結弦くん、どうしたの？」
「Aさん、今日これ着たんだ？」
結弦くんが手にしていたのは私が今日、結婚式に着ていったパーティードレスだった。
色はブルーグレーで、デコルテから肩・二の腕にかけてがレースになっていて、ウエストから下はふわっとしたデザイン。
今回の結婚式のために新調したものでお気に入りだ。
「そうそう。それ可愛くって気に入ってるの」
「確かに。かわいい」
結弦くんはそれをクローゼットにしまって、自分の荷物もしまうと私の隣に座った。
ドカッと男の人らしく座るところにもドキドキしてしまう。
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らっき(プロフ) - エミルさん» コメントありがとうございます(*^^*)今後はハラハラドキドキというかなんというかの展開（なんだそれ）になりますが、楽しんでいただけたら嬉しいです！お互い楽しんで書けるのが一番ですよね！頑張ります。 (2021年11月23日 21時) (
レス) @page49 id: 4da1a124c4 (このIDを非表示/違反報告)
エミル(プロフ) - 自己満足で書いているけど、やっぱり読んでいる方がどう思われているのか気になりますよね〜。この先はハラハラしそうな展開でしょうか？移行後も楽しみにしていますね。 (2021年11月23日 10時) (レス) @page50 id: 68edaa3183 (このIDを非表示/違反報告)
らっき(プロフ) - 鹿さん» この後徐々に何かが起こります！（そりゃそうだ）私ももっと日常の羽生さんを書いてみたいなーと思います。（願望）いつもコメントありがとうございます(*^^*) (2021年11月22日 22時) (レス) id: 4da1a124c4 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 何かが起こりそうな予感がぷんぷんする！続きめちゃ楽しみです＾＾羽生さんのご自宅での様子が垣間見れて幸せでした！確かに、読者さんの顔が見えないのはさみしいですよね＾＾ (2021年11月22日 16時) (レス) @page50 id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
らっき(プロフ) - 鹿さん» 相談相手、いると良いですね。スケートのことなら誰にでもサラっと聞いちゃいそうですよね。んでプライベートのことは話さなそうなイメージです。昌磨さん、平昌の時に比べるとメチャクチャ大人になってました。可愛いからカッコいいになりました。私の中で（笑） (2021年11月16日 8時) (レス) id: 4da1a124c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らっき | 作成日時：2021年10月13日 14時
