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2話 ページ2

You,side




『ありがとうございました。』




2年ぶりの日本。




FBIとの合同捜査の為アメリカに2年間いた。




東京駅も相変わらずの人の多さだった。




タクシーの運転手は律儀に目的地の目の前で車を停めた。




警察庁




2年前、極秘の合同捜査だった為何も言わずに出てきた。




怒っているだろうか。




その為のお土産だ。




高ぶる期待を押し込めて、警察庁に足を踏み入れる。




パスをかざすと開くゲート。




このパスを使うのも2年ぶりだ。




エレベーターに乗り、目的の部屋まで向かう。




「ふぅ、」




ドアの前で深呼吸をして、ドアノブを回した。




「おい、あれ来栖さんじゃないか?」




「本当だ、帰って来たのか。」




「俺初めて会うかも。」




そんな声を聞きながら、俺は1番隈が濃い奴の所に向かう。




トスッ




俺はパソコンとにらめっこしているそいつの机に、先程買った東京ばな奈を置いた。




「久しぶりだね、降谷くん。」




ゆっくりとそいつが顔を上げる。




・・・




時が止まったのか?




俺を見たまま固まるそいつ。




降谷「来栖、さん?」




「あぁ。」




すると突然、勢い良く立ち上がった。




「...!」




降谷「帰って来たんですね!」




「あぁ、さっきな。」




降谷「良かった。」




「え?」




降谷「突然居なくなって、もう会えないかと思ったんですから...!」




「悪かった。」




「しばらくアメリカに行っててな。」




風見「アメリカですか、!?」




「あぁ、向こうで合同捜査を頼まれて。」




風見「大変でしたね。」




「まあな、でも楽しかったよ。」




「君達に会えないのは少し寂しかったがな。」




降谷「またすぐ行ってしまうんですか?」




「いや、今回は長く居れそうだ。」




降谷「本当ですか...!」




「ああ、だから時間あったら顔出すよ。」




降谷「ええ、待ってますから。」




「ありがとう、あとこれ、皆んなで食べて。」




俺は買ってきた東京ばな奈を差し出す。




「「ありがとうございます!!」」




「それと、それ食べたら各自休むように。」




「このところ寝てないだろ?」




俺の指示を聞き、各自散らばる後輩達。




「降谷くん、君もだよ。」




俺は降谷の隈をなぞる。




「5徹目か?」




降谷「まだ大丈夫です。」




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作者名:Autumn | 作成日時:2019年6月23日 16時

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