名探偵コナントリップ男主 (ページ24)

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22話ページ24

燈谷side

次の日、俺はポアロに向かっていた。

今回はひったくりなどはなく、普通に辿り着いた。

時刻は、お昼前くらいだった。

安室「いらっしゃいませ！」

「こんにちは。」

俺はカウンター席に案内され、お冷を持った安室さんが近づいてきた。

安室「もう大丈夫なんですか？」

「ええ。ありがとうございました。」

安室さんに抜き取られた為銃が無くなったので、またベルに頼んで調達した。

「もし良かったら、いつでもお礼させて下さい。」

安室「お気持ちだけ受け取っておきます。」

そしてハムサンドを頼み、出来立てを食べる。

だが何故か、安室さんが隣に座ってきた。

「...何ですか？」

安室「今日はこの後ご予定でも？」

「え？」

安室「あ、いや、随分と楽しそうな顔をしていたので。」

「そうですか？」

安室「で、何かご予定でも？」

この人に嘘は通用しない。

「ええ、知り合いと呑むんです。」

安室「そうだったんですね。呑まれないように気をつけて下さいね。」

「ご心配には及びませんよ。酒には強いので。」

安室「そうですか。」

梓「安室さんー！ちょっとヘルプー！」

安室「はい！失礼しますね。」

「ええ。」

そんな顔してたかな？

俺は冷めないうちにハムサンドを食べ、店を出る。

スーパーに行かないといけないからだ。

沖矢さんに会わなきゃいいが。

そんなことを考えながら、ジャガイモを選ぶ。

「今日はそんなにいらないかな？」

無事に買い物も終わり、家に帰る。

「ふぅー。」

あっという間に夕方。

「風見さんに連絡しないと、」

『21時にBar「321」で待ってます。』

よし、

「なんか作るか」

俺は簡単にシチューを作り、食べ終え、

少し部屋の掃除をして、

黒いスーツに着替える。

「コンタクトは、しないでいいか。」

オッドアイがバレるが良いだろう。

そして家を出て地下の駐車場に向かう。

ピロリン

風見『今から行く』

時刻はもう20時

俺は運転席に座り深呼吸をする。