21話 ページ23
燈谷side
歩美「じゃあね、お兄さん!」
「あぁ。」
「コナンくんに、沖矢さんも、また。」
沖矢「ええ。」
5人と別れた後、買い物のつづきをする。
「水と、カロリーメイトでいっか。」
そして、病室に戻り、仕事用のスマホをチェックする。
こっちのスマホは、番号入力と指紋認証がないとあかないため、触ることは出来ない。
秒の速さで解除する。
「良かった。」
幸い、仕事の連絡は無いようだった。
俺はそのスマホをしまい、普段用のスマホを取り出す。
そして、風見さんに連絡する。
『いつ空いてますか?』
まあ、当分返信はないだろう。
公安は忙しいからな。
ピロリン
え?早くね?
時刻を見るとお昼。
「休憩中かな?」
風見『なんにせよ、退院してからだ。』
『別に大丈夫ですよ。』
風見『だめだ。』
うわ、真面目。
風見『殺される。』
あ、なるほど。
『言ってないですよね?』
風見『当たり前だ。』
『信じてますよ。』
『仕事、無理しないでくださいよ。』
風見『ああ。』
あ、この人絶対無理するな。
まあ、その時は降谷さんがなんとかするだろう。
それからの1週間は、
とてつもなく暇だった。
向こうの世界で忙し過ぎたせいか、
暇だと逆に気持ちが悪い。
そして、やっと退院の日。
看護師さんに見送られ、病院を出て、タクシーに乗る。
自宅の住所を告げ、向かってもらった。
「いつぶりだろう。」
最上階のドアを開け、中に入る。
「ふぅー。」
風見さんに連絡をする。
『退院しましたよ。』
『これで一緒に飲めますね。』
風見『ああ。早速だが、明日の21時空きそうだ。』
『年下上司になんて言ったんです?』
風見『特に何もない。』
『そうですか、怪しまれる行動は避けて下さいね。』
風見『分かってる。』
『場所は明日指定します。』
風見『分かった。』
明日は、ポアロでも行くか。
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作者名:Autumn | 作成日時:2019年5月29日 20時