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19話 ページ21

俺の手術は、開いた傷を塞ぐというもので、1時間ほどで終わったらしい。









どのくらい寝ていたのだろう?









目を覚ますと、俺1人だった。









傷も前よりは痛くは無くなった。









まだ少し痛むが。









身体を起こし、ベットから離れ、椅子に座る。









(かなり豪華な病室だな。)









公安にマークされているから仕方ないが。









コツコツ









1人分の足音が近づいてきた。









俺は気にせずコーヒーを飲む。









ガラッ









「どーも。」









「ってか、ノックくらいしてくださいね。」









「風見さん。」









風見「目覚めたのか。」









「ええ。さっき。」









風見「そうか。医者からは、1週間絶対安静だそうだ。」









「1週間も」









風見「あぁ。」









「コーヒー飲みますか?」









風見「いや、結構。」









「そうですか?かなりお疲れのようですが?」









「あと、用件は?」









「ただのお見舞いにじゃないですよね?」









風見「あぁ。」









風見「あれは、どういう意味だったんだ?」









風見「あと、なぜ死のうとした?」









「そんなん聞いてどうするんです?」









風見「重要な証言だ。」









「その様子だと、まだ俺のこと何も掴めてない感じですね。」









風見「ッ!」









「水景Aという人物は存在しない。」









「あとは、黒ずくめの組織と関わりがある。」









「それくらいですよね?」









風見「分かってるなら教えてもらおうか?」









「そうだなぁ。」









「じゃあ、今度空いてる時、飲みに行きません?」









「そしたら話すよ。欲しい情報。」









風見「本当か?」









「俺が嘘をつく意味でもあるか?」









風見「いや、」









「だが、条件がある。」









風見「条件...?」









俺は睨みを利かせ、風見さんに近づく。









そして、ネクタイを上に引き上げる。









風見「...!?」









「このことは、降谷さんには言わないこと。」









風見「何故だ?」









「それもその時話す。もし言ったら何も話さないから。」









てか、これ完全に顎クイならぬネククイ?









少し身長が足りないが...









「どうする?」









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作者名:Autumn | 作成日時:2019年5月29日 20時

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