15話 ページ17
燈谷Side
安室「僕はこの後すぐにポアロのバイトがあるので、家を空けますけど、家から出ちゃだめですよ!」
「あ、はい。」
「あ、あの!」
安室「何です?」
「コナン君には、言わないで貰えますか?」
「俺がここにいる経緯とか、もろもろ。」
安室「誤魔化しきれる範囲なら。」
安室「彼は鋭いですから。」
「ありがとうございます。」
安室「では、行ってきますね、」
安室さんが部屋から出るとき、急に振り向いた。
「な、何です?」
安室「絶対出ちゃだめですよ!」
「分かってますって!」
安室「行ってきます。」
「いってらっしゃい、無理しないでね。」
安室「え?あ、はい。」
何で俺、無理しないでね、なんて言ったんだろ?
安室さん出て行ったのを確認して、
「行くか、」
車を置きっぱなしにしてしまったのである。
「スマホ、は、あるか。」
スマホは2台とも無事だった。
仕事用のスマホで、ベルモットに連絡する。
「もしもし、ベル?頼みたいことがあるんだけど、」
ベル「何?まだ良いなんて言ってないけど」
「そっちに、ベレッタM92の在庫あるよな?」
ベル「無くはないけど」
「今から言う場所に届けて欲しい。」
ベル「はぁ、了解。」
痛みを我慢し、家を出る。
「ここからならタクシー呼ぶか、」
丁度よく来たタクシーに乗り込む。
「○○工場まで。」
向かうは昨日の廃工場。
(付けられてるな。)
安室さんの指示だろう。
(しょうがねぇな。)
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作者名:Autumn | 作成日時:2019年5月29日 20時