【wrwrd】自由になれるものならば (ページ47)

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46話ページ47

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時間が経てば体内のアルコールも蓄積されていく。終盤に差し掛かる頃にはほとんどの人が出来上がっていた。
お酒の力は怖いもので、普段口にしないようなことも喋ってしまうことも･･･。

zm「なあ、A。大先生って彼女48人もおんねんで。UTU48なんて言われとったっけ」

『ええ･･･、そうなんですね･･･』

唐突に話を振られ、なんと返せばいいかわからず曖昧な返事になってしまった。

ut「待って、Aちゃん！引かんといて！昔の話やから！！」

必死に代弁しようとする鬱先生。
決して引いているわけではない。･･･多分。
てか、昔の話であっても事実なんですね。
とりあえず、へぇ、とだけ相槌を打つ。

tn「あーあ大先生、Aちゃんに嫌われてもうたな」

ケラケラとどこか楽しそうなトントンさん。
いやいや、そんなことはないですよ？！
ほんまにぃ？と真面目に受け取ろうとする鬱先生。

『嫌ってはないですよ』

syp「嫌って"は"ってことは･･･」

ut「ショッピくん？！」

ci「うわー、ショッピ傷口に塩擦り込んだやろ」

rbr「大先生、どんまーい」

ut「ええ･･･。めっちゃショックやねんけど･･･」

落ち込んだフリをする鬱先生。落ち込んでないことは顔を見ればわかる。
これがみんなの"いつも通り"なんだろうな。

『ふふっ』

それが楽しくて、可笑しくて思わず声を出して笑ってしまった。
それとは反対に静まる空気。えっ、なに。怖いんだけど。
そーっとみんなを見ると私に視線が集まっているではないか。

『どうかしました？』

tn「Aちゃんが笑った･･･」

失礼ですね。私だって笑う時は笑いますよ？
少し拗ねたように、変ですか？と皮肉を込めて返す。