【wrwrd】自由になれるものならば (ページ45)

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44話ページ45

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ロボロさん、トントンさんの他にゾムさん、ショッピさん、チーノさんがいるがゲームを楽しんでいる模様。
お二人の手際が良いにしても量が量なだけに、まだまだ終わりそうにない。

ci「あれっ。3人でなにやっとるんですか？」

暫くしてから私たちに気づいたチーノさん、それにつられてゾムさんとショッピさんも近づいてきた。
よしっ、作戦通り！

rbr「見てわからへんか？餃子作っとんねん」

syp「へぇ。おもろそうっすね」

『良かったら一緒に作りませんか？』

syp「ええですよ」

ci「俺も参加するわ〜」

zm「俺は食う専門やからやめとくわ〜。その代わり見ててもええか？」

いいですよ、と言った途端に私の横にちょこんと座るゾムさん。
そこで見るんですか？近くないですかね。

チーノさんとショッピさんは、ロボロさんとトントンさんの横に移動し早速包み始める。
料理経験があるようで、教える必要がないほどだ。

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餃子作りが終盤に差し掛かった頃、ガチャンとドアが開く音がした。

sha「ただいまー。･･･って、みんな何しとるん？」

『シャオさん、おかえりなさい。今日の夕飯の餃子を作ってるんですよ』

sha「チーノとかトントンが手伝っとんならわかるけど、ショッピが手伝ってんのは珍しいな」

syp「ちょっと失礼やないですか？」

軽口を叩く2人。嫌味っぽく聞こえないから聞いてて、ふふっと笑いそうになる。

sha「ゾムも手伝ってんの？」

zm「いや。俺は食べる専門やから見てる」

sha「たと思たわ」

『シャオさんも一緒にどうですか？』

sha「んー。俺もあんまし作るの得意やないから見てるわ」

そう言ってゾムさんと反対側の私の横の椅子に座る。
いやいや、なんでわざわざ私の横なんですか。そう言いかけた言葉を飲み込む。
だって、ええやん、って返される未来が分かりきっているんだもん。

餃子作りもほぼ終わりというところで、またしてもガチャンと音がした。この家の主人である鬱先生が帰ってきたようだ。

ut「ただいまー。って、みんなで何してるん？」

あっ、デジャヴ･･･。
シャオさんとまんま同じことを言うもんだから吹き出しそうになった。