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「Aさん、もうすぐ来るみたいです!」
「あ、はーい!」
質問とか、いろいろやってたらもうそんな時間か。
さっきまで遅刻最悪ーとか思ってたけど
遅刻してくれて案外よかったかも。
「わざわざお越しいただき、ありがとうございます」
下に着くと、いかにも高級そうな車からでてきたその人。
彼は割と高めな身長なため、標準あたりのわたしは見上げる形になってしまう。
175cm だっけ? 広臣が178だから、いけると思ったんだけど
もうちょっと高いヒールにすれば良かった…。
「いえいえ。こちらこそ、遅れてしまってすみませんでした」
くしゃり と表情を崩す彼は、可愛くて でも同時にカッコよかった。
どこかの王子様みたい…。
写真で見たことはあるけど本物は違うなあ。
「俺の顔に、なにか?」
「あっ、いえ!! どうぞこちらへ」
「ありがとう」
どうしよ、私ちゃんとインタビューできるかな?
笑顔見るだけでドキドキするなんて
おかしいし、不安しかないよ…!
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作者名:あき x他1人 | 作成日時:2019年12月28日 23時