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「いってらっしゃい」
そして、優しい笑顔で見送ってくれているのが直己お兄ちゃん。
背が高くて、包容力のあるお兄ちゃん。
お兄ちゃんもかっこいいんだけど、
他の2人と違うところはそれをひけらかさないとこ。
広臣は、いろんな女子と遊んでるいわゆる女好き。
剛典は、気もないのにあの子犬スマイルで女子を
無意識…(なのか?)のうちに翻弄させる、私にしてみれば悪魔的な人。
それに比べて誠実なお兄ちゃんは、1人の女性とずっと付き合ってる。
私はこういう人の方が好き。
「いってきまーす!」
「走って転ばないようにな!」
「分かってるって!」
…あ、でもちょっと過保護ぎみ、かな?
とにかく今日もなんとか仕事に間に合いそう。
雑誌出版社に勤める私は、いわゆる編集者。
今日は確か…
あ、次期社長のインタビューか。
優しくて、温厚な方らしいけど今日は早めに出社しとこう。
もう一回確認したいことあるし、
そう思いながら歩くスピードを速めた。
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作者名:あき x他1人 | 作成日時:2019年12月28日 23時