. ページ39
.
「では、取材させてもらいますっ!」
「はーい」
「ケンチさんは、大手食品会社をお父様からお継ぎになったという事ですが…」
インタビューは1時間ほどで終わったけど、待つ方にとってはとても長いはず。
早く行かなきゃ。
「Aちゃん、
今日久しぶりに飲みに行かない?」
だからケンチさんのお誘いには、ビックリしてしまった。
だってそんなの想像してなかったし
これから将吉さんと会うんだもん。
「え…っと、これから将吉さんと」
「将吉か〜俺ならダメかな?」
「分かりません、聞いてみますか?」
「そーだね。断られたら今日はやめるよ」
質問した内容を机に置き、急いでケンチさんとロビーに向かった。
「将吉さん、お待たせしました!!」
「Aちゃん!…とケンチさん」
「俺も、飲みに連れてってくれないかと思って」
そうケンチさんが聞くと、将吉さんは少し間を置いてから頷いた。
「Aちゃんが、いいんなら」
「私は…ケンチさんもいたら楽しいですけど、」
「じゃ、決まりだね」
.
93人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あき x他1人 | 作成日時:2019年12月28日 23時