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「健二郎がさ、ケンチさんと飲んでた時に会って」
「そうなんですか!」
「将吉さん、ほんま面白いねん」
「いや、健二郎の方が面白いっすからね?
あの関西弁がほんと何回聞いても面白い!」
「いやいや、でもあざっす。笑」
この組み合わせ、なんか面白い。
見たことないけど仲良いのが一目でわかるし
健二郎さんって誰とでも打ち解けられるから、本当にすごいと思う。
「あ、そや。Aちゃんの事
待ってるんとちゃうか?ケンチさん」
「あぁ、そーだっ! じゃあ将吉さん、また!」
「俺も、すいませんけどこれから釣りなんですよ。
やからちょっと失礼します」
健二郎さんが行った後、別れようと思い会釈をして帰ろうとすると呼び止められた。
「Aちゃん」
「…? はい」
「今日、飲みに行かない?だから今日きたんだけど、忙しかったら言って」
「いいですよ! でも、取材とか…「そんなの待ってるから」
「じゃあ、終わった時に連絡させてもらいます!」
2日連続飲みに行くくらいは、いいよね。
いま傷心中だし。
そう思いながら、ケンチさんの元へと向かった。
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作者名:あき x他1人 | 作成日時:2019年12月28日 23時