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「めっちゃかっこええで〜、
もうちょっとこう…そうそう!」
なんとか無事に撮影が終わり、
関口さんもホッとしていた様子。
「A、お前これからケンチさんやろ?」
「はい」
「あの人めっちゃかっこいいからなぁー…」
「かっこいいですよね」
私の取材する人達はかっこいい人が多い。
特に選んでるわけじゃないけど、
それでも皆に羨ましがられる。
なんなら変わるんだけどなぁー…
「おーい、A?ボーッとして、どーしたん?」
「え? あぁ…なんでもないです。
ケンチさんも健二郎さんが撮るんですか?」
「俺やと思うから、はよ してな。
これからガチの釣りやねん」
「ほぉ」
ケンチさんの取材の質問、確認しとかなきゃ。
「健二郎さん、ありがとうございました」
「おん。今度飲みにいこーな〜」
「ぜひぜひ!愚痴聞いてくださいっ笑」
「お前の愚痴なんていややわ〜」
冗談をいいあえる、いわば飲み仲間の彼とはかれこれもう6年ぐらいの付き合い。
私が入社して2年目くらいに、
転職して入ってきた彼とは
前々からお世話しあっている。
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作者名:あき x他1人 | 作成日時:2019年12月28日 23時