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んもうっ、もうちょっと遅かったら朝ごはん食べられなかったじゃん。
バカ剛典。
いつの間にか、夜中にベッドにやってきて朝になれば隣にいる私の弟。
もちろん可愛いから許しちゃうけど、
朝ごはん食べれなくなる時はさすがに怒る。
「またお前んとこ行ったの?」
「毎朝のことでしょ。今日は危なかったよ」
ほんと、おねえちゃんの事好きだよな」
「どうだか」
剛典は未だ起きず、私のベッドで熟睡中。
後でおにーちゃんに怒られるだろうな。
「まあ、俺もそんな妹がいたら溺愛すんな」
「でしょ?ほんと可愛いんだから」
「剛典だったら、俺は遠慮しとくわ」
「可愛いじゃん!」
呆れた様子の双子の兄、広臣。
こちらも遺伝なのか、めちゃくちゃかっこいい。
…妹の私からみても。
生憎二卵性で、顔は似ても似つかない。
私も広臣みたいだったら、モテ人生を送れるのかな。
「A、もう遅刻するよ」
「うわ、ほんとだ。ごちそうさまでした!
広臣、片付けよろしく!」
「は、俺!? にーちゃんに頼めよ!」
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作者名:あき x他1人 | 作成日時:2019年12月28日 23時