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Ryuji ページ25
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「ふふ、しちゃった♡」
突然のことに呆然とするしかない俺。
「あーもう彼氏でもねぇやつにそんな事したら失礼だろ！？」
反対にすごく怒っているかと思えば、俺にはペコペコと頭をさげる臣って人。
「ほんと、すんません！ まじ、酔いが覚めたらよーく言い聞かせときますんで」
「ああ、いいですよ そんな大した事では…」
「まあ、俺も知らない子とかでもいけちゃうタイプっすけど」
すこし笑顔になった臣って人は、Aさんに布団をかけ俺の方を向いた。
「じゃあ、俺はここで…」
「ほんとわざわざすいません、こんな所まで」
「いえ、」
一見チャラそうだけど、中身はちゃんとしてるのかも。
女好きらしい所を除けば だけど。
彼と別れて、下に行くと残りの２人が待っていてくれた。
「今市さん、ありがとうございました」
「いえ」
「これ、大したものじゃないんですけどお持ちください」
背の高い小林さんに手渡されたのは、
可愛らしい桜餅だった。
中くらいの小林さん…剛典くん(かな？)は、
むすっとして何も喋らなかった。
「ありがとうございますっ！」
桜餅もらえるとか、ラッキーじゃん！
さっそく今日の夜食べようかな。
でもなぁー…明日の朝でもいいな。
ウキウキ気分で俺は、小林家を出たのだった。
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作者名：あき x他1人 | 作成日時：2019年12月28日 23時
