Takanori ページ23
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「すぐ開けます」
にーちゃんが急いで玄関におりてドアを開けた。
外にいたのはさっきの男の人
ねーちゃん抱きかかえてるし。
「すみません、夜分に。
一軒家だったので安心しました」
それって、襲いそうだったってこと!?
おい、この男ねーちゃんの
彼氏…とかじゃないんだよな?
「あ、俺が部屋まで運んで行くのでもう大丈夫です」
「ありがとう。でもこのままの方が円滑にできるし俺が連れて行くよ」
「そうですね、お願いします。
剛典は一緒に下で待ってような?」
にーちゃんまでっ!!
なんでこの人のことそんな信用できんだよ…
示された部屋へと連れて行ったその人。
「にーちゃん、なんで信用できんの?」
「え?そりゃ、だって笑顔が可愛いしな」
それだけ!?
笑顔が可愛いだけで信用するの、結構危なくね?
「にーちゃん、彼女いるよな?」
「…いるけど?」
「あっち系…ではないんだよね?」
「いや、ない。それに臣がみてんだろ」
いつもは何とも思わないのに
冷静なにーちゃんに少し腹がたつのは、
ねーちゃんに男の影があるから?
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作者名:あき x他1人 | 作成日時:2019年12月28日 23時