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あちゃーこれはダメだったかも。
……激しく後悔。
お昼、今市さんの撮影も終わり愛菜とランチ。
愚痴でも聞いたやろう、なんて思ってたけど
さっきの事でいっぱいで、聞く余裕がない。
「なんの話だっけ、あ、合コンか。
…って、A聞いてないでしょ」
「ごめん、なんだっけ?」
「いいわよ、余裕のある私が先に聞くよ。
でも終わったら私の話聞いてね?」
余裕ないとか、大人じゃないなぁ私。
あれだけの事 愛菜だったら、気にもしないだろう。
言って?という愛菜に甘えて、
私はさっきあった事を話すことにした。
「なにその秘書!
Aにはとーっても好きな人がいるのにねぇ〜?」
「愛菜っ!!」
「いきつけのお店の店員さん♡でしょ?」
「…そう、だけど」
「今日も行ってみなよ、元気づけてくれるよきっと」
今日、出社するの早めだから行こうかな。
愛菜の言う通り、元気づけてはくれるかもしれない。
そう考えると、この後の仕事なんてすぐに思えた。
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作者名:あき x他1人 | 作成日時:2019年12月28日 23時