関係性、隣人 [Ryusei.Y] (ページ48)

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流星と友達になってもうすぐ１年、２ヶ月前からはほぼ毎日のように流星とご飯を食べている。

最近少し変なことが…

マンションの近くに車が停まっていたり、

女の子がウロウロしてたりする。

今までなかったからちょっと怖い。

(……今日も停まってる。)

車の方を見ないように、早足でマンションへ。

ポストを確認すると、管理会社から更新のお知らせが来ていた。

(もうそんな時期か、)

ぼんやりしながら部屋に入る。

(冷たい！なんで？)

慌てて電気をつけると、玄関からキッチンが水浸しになっていた……

.

水浸しの部屋は業者の人が応急措置をしてくれた。

部屋の外で管理会社の人の話しを聞くと、
上の部屋が水漏れした影響で、私の部屋まで水が流れたらしい。

原因を調べたり、各所に連絡するので、詳しい話しは後日連絡します。
そう言って帰ってしまった。

トラブル対応に疲れて、そのままドアの前に座り込んでしまった。

？「A？どうした？」

『……流星、お帰り。』

どのくらいここにいたのだろう、
気づくと流星が居た。
格好からして仕事帰り。

流星「っ、た、ただいま。
えっ？本当にどうした？」

流星と部屋に入り、
戸惑いながらも部屋の状態を話した。

流星「だから玄関とかぐちゃぐちゃだったんだ。」

『……、恥ずかしいからあんまり見ないで？』

流星「これからどうするの？」

『……今夜はここで寝るけど、もしかしたら引っ越ししなきゃかも。』

流星「そっか、
…じゃあさ、一緒に住まない？」

『……へ？』

流星「実は、俺も引っ越しするんだよね。
だから、一緒に住まない？」

『無理！絶対無理！』

流星「どうして？」

『私、今の家賃でギリギリだから！
それに男の人と一緒に暮らすとか考えたこともないし！
あと……』

色々言い訳しているのに、流星は笑っている。
人が真剣に話してるのに！！

流星「ルームシェアって考えればいいよ。
今までみたいに一緒にご飯食べてくつろいで、
自分の時間は自室にいても良い。
ご飯は作ってもらえたら嬉しいけど、強制じゃないし、
掃除洗濯は各自でする。
水道光熱費は折半。
家賃は俺が出すから心配しなくて良いよ？」

『……でも』

流星「難しく考えないの！
俺、さっきAに“お帰り”って言われてすごく嬉しかったんだ。
Aは俺と住むの、嫌？」

急展開すぎて頭が追い付かない。

一晩考える。
そう伝えて、流星に帰ってもらった。

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