31 ページ31
**
久美「ところで、その彼って、イケメンなの?」
『イケメン…の部類に入るかな?』
久美「誰に似てる?」
『えっと…、横浜流星…とかかな?』
(本人なんて絶対言えない!)
久美「うそ!めちゃくちゃカッコいいじゃん!!」
大西「お前は結局顔かよ。」
久美「うるさい。
彼女らしき人は?可愛いってAより?」
『もちろん!比べ物にならないくらい!女優さんみたいに可愛くてキレイ!!』
(本当に女優だし…、
写真で見る限り、本当にお似合いなんだよな。)
久美「何言ってるの?Aも十分可愛いよ?
横浜流星と並んでてもお似合いだと思う!」
『久美ちゃん大げさだよ…』
大西「Aの彼氏が横浜流星だったら、Aファンはなんも言えないな。」
(相手が本物の横浜流星だって知らないから、2人共勝手なこと言って!)
居酒屋を出て、かなり酔ってる2人を連れて駅まで歩く。
久美「あっ、横浜流星!」
『えっ?…久美ちゃん、それはポスターだよ?』
久美「このやろ!Aにこんな顔させて!許さない!」
大西「そうだそうだ!」
駅に貼ってあるポスターに絡む2人。
完全なる酔っぱらい。
『久美ちゃん、大西くん!それポスター!しかも人違い!
ほら、そろそろ電車来るから行くよ?』
2人の腕を掴んで改札へ向かう。
久美ちゃんと大西くんは同じの路線らしく、改札前でバイバイ。
久美「いい?A、ちゃんと彼と話しするんだからね!」
『わかった。わかったから、電車来てるから!』
久美「絶対だよ!じゃあまた明日ね!おやすみぃ!」
ご機嫌な久美ちゃんを大西くんが支えてホームへと消えて行った。
.
久美ちゃんに言われたように、ちゃんと流星の話しを聞こう。
お世話でも、2人に流星とお似合いって言ってもらえて嬉しかった。
.
流星、いつ帰って来るんだろう?
**
371人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:どんぐりねずみ | 作成日時:2020年10月12日 21時