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02. つまらない ページ4
私は極普通の高校生だ
朝起きて
学校に行って
勉強して
部活やって
帰ってきて
寝る
ただそれが繰り返されるだけの生活
極普通の高校生が送る平凡な毎日である
学校が楽しくない訳では無い
でも、友達が多い方ではないし、何しろつまらない
私が所属するバスケ部は練習量も多く厳しいが、それが生活の刺激になる訳でもない
何年もやっていれば部活なんて生活の一部となって、欠けてしまえばいつも通りとはいえないような「あって当たり前」の存在になってしまった
私の生きがいは 「食事」と「睡眠」
そんな毎日だ
何かが足りない
面白くない
刺激が欲しい
私は最近お気に入りのマンガを読みながらオレンジジュースをズゴゴッッと飲みほした
『転生とか出来ればいいのに』
そんな呟きは、扇風機の音にかき消されてしまった
この頃の私は、この言葉の重みを全くもって理解していなかった
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作者名:空き缶 | 作成日時:2021年4月25日 19時