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…また未来を視た。
いつもと違う服を着て笑顔のコニー
リトルバーニーを抱え、門へと向かうエマとノーマン
すでに息耐えたコニーの身体、その胸元には赤い花
人の言葉を話し、不気味な容姿の怪物
そして、リトルバーニーを見つめるママ
バッ
『ハァ…ハァ…』
ベッドから起き上がり、煩い心臓を落ち着かせる。
まだ暗い。時計は夜中の2時を指している。
カレンダーに目線を向ければ、《conny》の文字。
今日、コニーがグレイス=フィールドを離れる日。
『っ…コニー…』
私はまたベッドに潜り込み涙を流す。
気づかれてはいけない私の能力。
然るべき時に、自分を利用できなければ…
例え、家族を犠牲にしたとしても…
『ごめんね…』
また私は、家族を救えない。
でも、歯車が廻り始めた。
ーこの世界の、約束に、一歩近づくー
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作者名：suzuha | 作成日時：2020年7月29日 20時
