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渉｢いやいや笑とりあえず、今日からの宿題で、エレキギター持っとるよな？｣
紫｢はい｣
渉｢どっかスタジオ借りて自分で音作りやってみて、この曲弾いて動画送っといてくれる？来週までに｣
紫｢はい！｣
渉｢作詞作曲の前に音作りとギターちゃんと弾けな意味ないから。譜面は読めるよな？｣
紫｢読めます｣
渉｢んじゃやってきてな。｣
紫｢わかりました先生！｣
渉｢…先生ってジャニーズに言われるん嫌やな｣
紫｢ええ…｣
渉｢渉先輩って呼んでや。なんかその方がしっくりくる｣
紫｢じゃあ渉パイセンで笑｣
渉｢なんやそれ笑まあええよ｣
司｢渉くん、ありがとうなぁ？｣
渉｢いいえ！いつもお世話になってますからね！｣
司｢あ、でも周りには桃矢の事は内緒で…｣
渉｢もちろん分かってますよ。師匠にはバレるかも知れませんけど｣
紫｢師匠？｣
渉｢下山さんな｣
紫｢え！？お弟子さんなんですか！？｣
渉｢まあそういう事や｣
紫｢お父さんまじでこういう人脈どこで作ってくるん？？｣
司｢お父さんはただの全国飛び回る営業なだけやで｣
渉｢えらい顔のええ営業やけどな｣
司｢はは笑 そういう渉くんも人脈凄いじゃない｣
渉｢俺はフリーで色んなとこフラフラした結果っすよ。…あ、そういえば、桃矢くん｣
紫｢はい？｣
渉｢さっき言うた課題曲以外にもう1個練習してきて欲しいもんあんねん。司さんに渡しとくからそれも練習しといて。これは来月まででええから｣
紫｢？はい｣
渉｢この曲はスタジオ行かんと家で練習しといて｣
紫｢？？分かりました｣
渉｢よし。じゃあ、続き飲みますか？｣
司｢飲むか！｣
渉｢じゃ、改めてかんぱーい｣
全員｢かんぱーい！！｣
これが俺とパイセンの出会いの話。
ちなみに、もう一曲練習しといてって渡された譜面がまさか｢この星のHIKARI｣だなんてこの時の俺は全く知らなかったし、こんなぶっ飛んだ事してくる人だと思ってなかった。
そしてそれがまさか自分達の舞台で使われる楽曲になるだなんてもっと知らなかったから、当時はめちゃくちゃびっくりしたのをよく覚えてる。
まさか自分達の曲を自分がギターのレコーディングするだなんて全く想像してなかったしね笑
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作者名：むー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時：2023年4月4日 19時
