． ページ9
しのside
司｢桃矢〜？準備できたか〜？｣
紫｢出来たよ｣
司｢ほな行くで｣
そう言って連れられてきたのは、大衆居酒屋だった。
紫｢ここ？｣
司｢そうそう。あの子とはここで飲んどう時に気があってなぁ。話聞いて行くと、共通の知り合いがおったりしてな。そっから飲み友やねん｣
ス｢いらっしゃいませー何名様ですか？｣
司｢四ノ宮で予約取ってるんですけど｣
ス｢四ノ宮さん…はいはい、お連れ様先にお待ちですよ。ご案内しますね！｣
と言われて案内された先には、なんかごつい人がいた。
司｢渉(あゆむ)くん、おまたせ｣
渉｢俺もさっき来たばっかなんで大丈夫っす。そちらが…？｣
紫｢初めまして。いつも父がお世話になっております。四ノ宮桃矢と申します｣
渉｢あ、ご丁寧にどうも。山崎渉と申します｣
司｢とりあえず、飲みもん頼んで食べながら話そか｣
紫｢わかった｣
…
渉｢え、桃矢くんてジャニーズなん！？｣
紫｢一応…笑｣
司｢一応ってなんやねん笑 渉くん、検索してみ。めっちゃ出てくるから｣
渉｢…うわほんまやめっちゃ出てくる！ほんまもんやん！｣
紫｢ちょ、辞めてください恥ずかしいから！｣
渉｢そりゃこんだけイケメンなパパおったらこんな息子産まれますよ…はーすご｣
司｢なんか照れるなぁ笑 んでさ、そろそろ本題なんやけど｣
渉｢？はい｣
司｢この子の音楽の講師やってくれんか？｣
渉｢へ！？｣
司｢この子、自分で作詞作曲も出来るようになりたいんやけどさ、自己流より習った方がはよできるし。変な業界の人にやってもらうより渉くんが1番ええと思って…どう？｣
渉｢いやどうって言われても…｣
めちゃくちゃ戸惑った顔してる。そらそうよな。
紫｢難しい…ですか？｣
渉｢…なんか弾き語りやってる映像とかある？｣
紫｢あ、はい。多分動画検索したら出てくると思います｣
渉｢ちょっと見るな？｣
って言うとめちゃくちゃ真剣な顔で動画を見始めた。
…なんか分かるんやろか？
渉｢アコギばっかりなんやな？｣
紫｢はい｣
渉｢鍵盤とか弾ける？｣
紫｢いやほぼやった事なくて、作曲用にこの前キーボード買ったとこです｣
渉｢なるほどなるほど…｣
司｢やってくれる？｣
渉｢まあ、おもろそうやし、司さんの頼みならええっすよ。と言っても来月から下山さんのツアーのローディやるんでそれまでと、それ以降から本格的になりますけど｣
司｢全然ええよな？｣
紫｢はい！ありがとうございます！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 119人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：むー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時：2023年4月4日 19時
