俺とジャニーさんとノートの話 ページ47
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6月下旬
しのside
5/1デビュー発表がなくなり、滝沢くんに『待ってて』と言われ、１ヶ月以上がたった。
俺の体調もほぼほぼ元通りになった。
そんなある日。
ジャニーさんが倒れた。
事務所の人達は騒然となったし、みんなしょっちゅうお見舞いに行ってた。
そんな時、滝沢くんからメールが届いた。
滝『今から病院に来てくれ』
実家から即病院へと向かうと、既に北斗と慎太郎が来ていた。
紫｢お前らも呼ばれたん？｣
黒｢うん｣
緑｢俺らだけじゃないみたいだよ。ほら｣
そういう慎太郎が向けた視線の先にはめぐと康二が来ていた。
目｢しのじゃん。体調はもう大丈夫なの？｣
紫｢おん。もう大丈夫。SnowManも呼ばれたん？｣
向｢そうそう。今からって言われたから飛んできたで｣
紫｢…なんか話あるんかな｣
緑｢じゃない？｣
黒｢話なかったら呼ばないでしょ｣
紫｢そりゃそーやけど｣
向｢SixTONESはなんか心当たりある感じなん？｣
紫｢いや全く｣
目｢…ふーん？｣
紫｢なんよ｣
目｢いや？なんもないよ｣
なんて軽口を叩いていたらSnowMan、SixTONESが全員集合した。
…
滝｢全員揃ったな｣
SnST｢｢はい｣｣
滝｢じゃあ、俺から伝えさせてもらう。SnowManとSixTONES、2020年、1月22日に同時デビューをする。それを発表するのは、8月8日のJr祭りの日な｣
そう伝えたれた時には嬉しいとか、喜びの思いとかそういうのは全く浮かんで来なかった。
岩｢わかりました｣
滝｢ジャニーさんとも相談して、お前ら2組をデビューさせる事にした。よく今まで頑張ったな｣
SnST｢｢ありがとうございます｣｣
滝｢じゃ、話は以上だから｣
そう言われて、俺ら2組のグループはジャニーさんの病室を出た。
赤｢デビュー、決まったね｣
紫｢うん｣
緑｢やっとだね｣
青｢長かったよな〜｣
黄｢全然実感わかないわ｣
桃｢俺も｣
黒｢俺あんなに緊張したの初めてかも｣
紫｢そんなに？｣
そんな風に喋りながら、帰ろうとしたら呼び止められた。
滝｢しの｣
紫｢はい？｣
滝｢ちょっとだけ来てくれる？｣
紫｢わかりました｣
黒｢じゃ、俺らロビー居るから｣
緑｢俺飲みもん買いたい。しのの分も買っとくよ。お茶でいい？｣
紫｢うん。ありがと｣
あの事があってからみんなと約束した事がひとつだけある。
1人で全部抱え込まないこと。
だから、この話も後でみんなと話すのは決まってる。
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作者名：むー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時：2023年4月4日 19時
