ストの関西弁5【男主】 (ページ45)

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紫｢専務は消えた。デビュー延期って事？｣

ST6｢｢そう｣｣

紫｢ごめん、理解するのに時間かかりそう｣

赤｢AHAHAHA！！そうだよね！寝て起きたら状況変わってんだもんね！びっくりだよね！｣

桃｢ま、そういう事だからちゃんとゆっくりしなよ。それとさ｣

紫｢うん？｣

桃｢この間まで滝沢くんとコソコソなんかしてたけど、あれは話せないの？｣

紫｢あー、えっと…｣

黒｢悪いことじゃないんでしょ？話してよ｣

紫｢…SnowManに曲を提供しまして｣

緑｢すごいじゃん！｣

黄｢それで？｣

紫｢今やってる歌舞伎の『ひらりと桜』を作りまして。名前出す出さないの話をこの前してました｣

黒｢出さなかったの？｣

紫｢うん｣

黒｢出せば良かったじゃん｣

紫｢1番最初デビューするのは、作詞作曲家四ノ宮じゃなくて『SixTONES四ノ宮』が良かったから｣

ST6｢｢…｣｣

紫｢なんだよ黙るなよ恥ずいやん｣

青｢いやなんかジーンと来ちゃって。お前ってホントに俺らの事大好きなんだな｣

紫｢なんやねん今更｣

青｢可愛いやつだなお前〜！！｣

紫｢暑苦しい！やめろ抱きつくな！！ジェシーも来んじゃねぇって！！｣

赤｢AHAHAHA！！｣

って感じで俺は何とか退院してあの日を迎えた。

みんなは『お前のせいじゃない』って言ってくれたけど、俺自身はちょっとだけそう思えない。

でも、あの時あのままデビューしてたら、今頃バラバラになってたかもしれない。

2019年5月1日は、俺になんとも言えない傷跡を残した。

だからあの日ちゃんと笑えなかった。

それと、この時から俺は『Theジャニーズ王道ソング』は作れなくなった。

みんなそれを分かってくれてるし、『俺らは王道ジャニーズじゃないから要らない』って言ってくれた。

俺自身はいつか乗り越えて作ってみたいとは思ってるんだけどね。

これが俺とあの日の話。

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