ストの関西弁5【男主】 (ページ41)

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これをずっと作ってたから、毎日寝不足だったんだなって分かった。

なんでこんなに作ったんだろうなって話をしてると、次の日には滝沢くんが事務所で色々調べてた事を教えてくれた。

滝｢専務が探偵を1年以上雇ってずっとしのの後を付けさせてたみたい｣

黒｢え？｣

滝｢もう執念だよね。なんかないかなって脅すネタをずーっと探してたみたい。それで今月の頭に入ってようやく掴んだネタがこれ｣

そう言って差し出されたのが2枚の写真と、1枚の紙。

青｢これって…まじなやつなんすか？｣

滝｢いいや？ただの同級生で駅で偶然ばったり出会って5分程の立ち話をしたみたいだよ｣

緑｢じゃあこの記事は嘘って事なんすよね？｣

滝｢当たり前じゃん｣

桃｢…これを使ってあの女がしのを脅したって事なんですよね？｣

滝｢そうなるね。この記事も探偵にわざわざ週刊誌らしく書いてもらって、それをあたかも『揉み消してあげた。バラされたくなかったら言うこと聞け』って感じでしのを追いつめていったみたい｣

黄｢そんな…｣

緑｢滝沢くんどうやってこれ調べたんすか？｣

滝｢大人になるとね、色んな人と関わるからね。そのツテを使って調べた。お前らは知らなくていーよ｣

って軽く笑いながら話す滝沢くんにちょっとだけ俺はビビっていたら、京本が急に立ち上がった。

黒｢京本？｣

桃｢あの女は、しのをここまで追い込んだあの女は今どうしてんすか？｣

滝｢もう日本に居ないんじゃないかな｣

ST6｢｢え？｣｣

滝｢お前らがパソコン見てる間にジャニーさんに報告してきたから。見た事もないぐらい怒ってたよ『1度でもチャンスを与えたのが間違いだった！』ってね。半日以上経ってるし、そろそろ空港から飛び立ってるんじゃないかな？｣

黄｢ジャニーさんそんな事できるんですか？｣

滝｢今更何言ってるの？世界のジャニーさんだよ？それも勝手に自分の秘蔵っ子を追いつめて入院までさせたんだから、こうなるのは当然だよ｣

緑｢やっぱりしのってジャニーさんの秘蔵っ子だったんすね｣

滝｢そりゃあね。じゃなきゃジュニアでソロコンやるなんて普通は有り得ないよ｣

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