ストの関西弁5【男主】 (ページ40)

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あの後すぐに滝沢くんが来てくれた。

滝｢ごめん遅くなった。しのは？｣

黒｢今向こうの部屋にいます｣

滝｢そっか…スタッフから色々聞いたけど、まだ中には入れなさそうなの？｣

青｢今鎮痛剤打って、落ち着いたら入っても良いって事でした｣

滝｢分かった。とりあえず先生の所行ってくるわ。お前ら先にしののとこ行っといて｣

青｢分かりました｣

そう言って滝沢くんは先生の所に行った。

しばらく6人で座って待っていると、桃矢が落ち着いたから部屋に入っていいと呼ばれたので部屋に向かった。

桃矢は眠っていた。

看護師｢今は薬が効いて落ち着いて眠っている状態です。お大事に｣

青｢ありがとうございます｣

そう言うと看護師さんは出ていった。

黒｢こいつさっきまで叫んでたんだよな｣

桃｢うん｣

緑｢なんか、夢見てるみたいだよね。だって昨日まではさ、こう、ちょっと体調悪いのかな？位にしか思ってなかったのに今日急に倒れるのんてさ、思わなかったから｣

赤｢慎太郎…｣

青｢あいつが隠してるのってサプライズでも何でもなかったんだな｣

黒｢何を隠して1人で抱え込んでたのかねぇ…｣

黄｢起きたらちゃんと本人に聞こうよ｣

桃｢そうだな｣

その日、結局桃矢は目覚めなかった。

起きたのは２日後だった。

それまでに色々な事が起こった。

まず、滝沢くんが医者に聞いた話だと、桃矢が倒れた原因は｢カフェイン中毒｣との事。

常習的にカフェインを摂取してる上に睡眠不足、栄養不足とかその他諸々が重なって発症したのだろうって事。

処置はしたから、後4.5日で退院はできるが激しい運動は避けた方が良いとの事だった。

その後、桃矢の家族が病院に来た。

桃矢の弟、雪翔くんが桃矢のパソコンも持ってきてくれてた。

｢ににが何か隠してるのなら、この中にあると思う。パスワードは結成日だよ｣

って教えてくれて、みんなの了解を得てパソコンを開いた。

あいつ、パソコンの待ち受けなんだったと思う？カレンダー撮影で撮った7人映ってるやつなんだよ。

どんだけ俺らの事好きなんだよとその時だけはちょっと和んだ。

そこから色々開いていくと、20曲以上の曲のデータが入ってい
た。

いかにもジャニーズが歌ってそうな『Theアイドル』みたいな王道ソングばっかり。

なのに、全部曲調も違う、めちゃくちゃいい曲ばっかりだった。

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