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専務side
約束の日まであともう少し。
進捗状況が知りたくて、四ノ宮を呼び出した。
練習終わりに訪ねてきた彼は、見るも無惨な顔をしてた。
去年はあれだけ私をコケにしたのに、いい気味だわ笑
リ｢随分とやつれてるみたいだけど、曲の方はどうなのかしら？｣
紫｢あと5曲で出来上がります｣
リ｢まあそんなにあるの？間に合うの？｣
紫｢間に合わせます｣
リ｢それならいいけど…間に合わなかったら分かってるのよね？｣
紫｢分かってます｣
リ｢去年、私に逆らったからこんな目に合うのよ笑 いい気味ねぇ笑｣
紫｢…話ってそんだけですか？｣
リ｢そんなつれない事言わないでよ。せっかく来たんだからお茶の1杯でも飲んでいきなさい｣
紫｢要らないです。用がないなら帰っていいですか？曲作んないと行けないので｣
リ｢あなたが追い込まれるなんてよっぽどねぇ笑 まあいいわ。30日にデータ渡しくれたらなんでもいいわ｣
紫｢じゃあ、失礼します｣
リ｢あ、四ノ宮くん｣
紫｢なんすか｣
リ｢ライブ、楽しみにしてるわ｣
そう声をかけたのに返事もせずに出ていってしまった。
せっかく応援してあげたのに、失礼な子。
さて、彼に仕上げてもらった曲をどうするか考えなくては。
とりあえずSixTONESには回さないのは確定しているけどね。
深澤side
滝沢歌舞伎の真っ只中。
稽古が終わったあと夜遅くに事務所にも用があったから、照に車で送って貰ってきた。
岩｢お前マジで免許取れよ｣
深｢そのうちとるからごめんて笑｣
そんな軽口を叩いてると、曲がり角からしのがやってきた。
あれ、めっちゃやつれてない？
深｢あれ、しのじゃん！｣
紫｢…あ、ふっかさん、いわもっさんお疲れ様です｣
岩｢おつかれおつかれ。大丈夫？なんかめっちゃやつれてない？｣
紫｢そうっすか？自分では全然そんな事ないんすけど…｣
深｢お前自分で鏡見ろよ笑 結構やばいぞ？｣
紫｢後で見ときます笑 2人とも事務所に用っすか？｣
岩｢そうそう、ちょっとね｣
紫｢そうなんすね…あ、滝沢歌舞伎中ですよね？頑張ってください。じゃ俺もう帰るんで｣
深｢おう、気をつけて帰れよ！｣
紫｢ありがとうございます。じゃあ、お先です｣
岩｢はいおつかれ〜｣
軽く軽口を交わした後、しのとは別れた。
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作者名：むー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時：2023年4月4日 19時
