ストの関西弁5【男主】 (ページ31)

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(回想)

リ｢とりあえず事務所の為に色々働いてくれるかしら？そうねぇ、今が4月の上旬、5/1にデビュー発表だから…4/30までに20曲作ってね｣

紫｢はぁ！？そんな無茶な！｣

リ｢あら、あなたの後輩や先輩達が歌う為の曲よ？こんな嬉しい事ないでしょうに…あ、後もちろんノーギャラでやってよね？｣

紫｢え！？｣

リ｢あら何か問題でもある？SixTONESとしてデビューしたいんでしょ？私は別にこの記事が出てもなんともないけど…あなた一人のせいでSixTONESがデビューなしになってもいいの？｣

紫｢それは…｣

リ｢クオリティが低くても許さないからね？しっかりやってくださいね、四ノ宮くん｣

リ｢あ、契約書なんて要らないよね？ノーギャラなんだから笑｣

リ｢他の誰かに話したとしても無駄だからね？その時はこの記事を流すだけだから｣

リ｢私の話は以上です。早く帰って作らないと間に合わないんじゃない？｣

…

緑side

4月中旬

デビュー発表の日まであと2週間。

なのに、1人ちょっと心ここにあらずって人がいる。

しのだ。

先週まではなんともなかったのに、今週に入ってからボロボロ。

適当に練習してる俺らよりももっと練習に身が入ってないし、休憩時間になるとちょっとでも寝てる。

流石にやばいんじゃないかと思って病院を勧めても本人はガンとして行かない。

熱があんじゃね？と疑っても熱はないし。

飯も食えてないのかどんどん痩せるし。

週3で飯に行くのも行かないし。

こんなのなんかあったって疑わない方がおかしいじゃん？

そう思って、昨日ジェシーと一緒にしのの後をつけた。

マジでなんもなかった。

真っ直ぐ駅に行ってそのまま実家まで直行。

誰かに会う様子なんてなかったしずっと1人。

桃｢じゃあ本当になんにもなかったんだ｣

緑｢コンビニにも寄らずまっすぐ帰ってったよ｣

黄｢俺らには言えない事なのかな…｣

赤｢本人に聞いてみる？｣

青｢あの感じだと口割らないべ？｣

黒｢あの人頑固な所あるからねぇ｣

緑｢じゃあどーすんのさ｣

青｢桃矢の弟に聞いてみる？｣

桃｢連絡先知ってんの？｣

青｢桃矢の携帯電池きれた時に電話貸して、その時弟に連絡してたから履歴が消えてなかったらあるはず…あった。電話してみるべ？｣

黄｢かけてかけて｣

青｢おけ。かけてみるべ｣

樹がしのの弟にスピーカーで電話かけてくれた。

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