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しのside
急に6人の顔がｽﾝｯて真面目な顔になった。
ああ、6人でグループ組むの報告か。
…嬉しいけどなんかちょっと寂しいような、なんとも言えん感情がすごいけど。
赤｢あのさ、とーやちゃん｣
紫｢ん？｣
赤｢前にした話覚えてる？｣
紫｢また集まれるよってやつ？｣
赤｢そうそう。でさ、この前集まったじゃん？｣
紫｢うん｣
赤｢1曲だけでも良いから、7人でやりたいってジャニーさんに言いに行こうと思ってるの｣
紫｢…うん？7人？｣
赤｢とーやちゃんも入れて7人。本当は7人でグループ組みたいけど、分かんないから1曲だけでもやりたいって。だからさ、一緒にやんない？｣
俺も入れて7人？
入っても大丈夫なんか？
駄目って言われたら…？
突然の事で頭が真っ白になった。
青｢桃矢？｣
紫｢ごめん、もっかい言うてくれん？｣
赤｢7人で1曲だけでも良いから一緒にやらない？｣
紫｢6人じゃなくて？｣
黄｢なんで1人減ってんだよ笑｣
緑｢嫌なの？｣
紫｢嫌とかじゃなくてあの急でびっくりしすぎて…｣
赤｢AHAHAHA！！そんなに驚くこと？？｣
紫｢いや驚くやろ｣
桃｢んで？やらない？｣
紫｢俺はやりたけど…｣
黒｢けど？｣
紫｢昔ジャニーさんに言われたことがあって…『youは誰かと一緒じゃ駄目だね。1人の方がいいね』って。もしみんなと一緒にやって『やっぱり駄目だったね』ってみんなが言われたら俺無理かも｣
青｢何が無理なの？｣
紫｢俺がおるせいで他のメンバーが駄目だねって言われたら無理｣
黒｢は？そんなん関係ねーだろ。あなたが居ないと俺ら始まらないんだけど？｣
黄｢俺ら正直これが最後のチャンスだと思ってる。諦めたくないからさ、一緒にやろうよ｣
赤｢1回さ、やってみないと分かんないじゃん？一緒にやろうよ！｣
紫｢でも…｣
緑｢『でも』とか『だから』とか要らないから！！しのはどうしたいの？｣
慎太郎のその言葉でハッとした。
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作者名：むー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時：2023年4月4日 19時
