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リ｢そんな甘いこと言ってられる訳？私はこの事務所の事を思ってやってるのよ？｣
滝｢それでもです。それに、この子達は貴方が思ってるより実力を秘めた子達です。バラバラにさせるなんて有り得ない｣
リ｢ハッ！そんな仲良しこよしでやっててもデビューなんて出来るわけないでしょ｣
紫｢こんの…！｣
滝｢しの！抑えて。彼らは仲良しこよしだけじゃない。それを見抜けないあなたこそ事務所に相応しくないのでは？｣
リ｢よくそんなナメた口を私にきけたものね。…まあいいわ、とりあえず今は引いてあげる。こんな屈辱を私に合わせてタダで済むと思わない事ね｣
そう捨て台詞を吐くと、専務は楽屋から出ていった。
滝｢ふう…｣
紫｢滝沢くん｣
滝｢ああ、ごめんね。まあジャニーさんもああ言ってたからさ、専務がどうこうしたくても、しの達には近づけないと思う｣
紫｢すいません、ご迷惑おかけして…｣
滝｢しのが謝る事じゃないよ。しばらく警戒しておくに越したことはないけどね｣
紫｢はい｣
滝｢んじゃ、俺とりあえず戻るから。風呂はいっといで｣
紫｢はい、ありがとうございます！｣
滝沢くんも出ていったし、風呂に入ろうと思って脱衣所のドアを開けた。
紫｢うぉ！｣
メンバー全員が風呂も入らずに俺を待っていた。
紫｢まだ入ってなかったん？｣
青｢あんな事あってすんなり風呂なんか入れるかよ｣
桃｢それで？大丈夫なの？｣
紫｢うーん。まあ今は大丈夫かな？詳しい事は風呂入りながらいうわ。もう入ろ！汗でやばいねん｣
緑｢…そーだね！入ろ入ろ！俺も汗まじでヤバいから！触ってみ？｣
青｢やだよなんでお前の肌触らなきゃなんねぇんだよ｣
この時、俺がもっともっと警戒していれば。
あの日にみんなで喜べていたはずなのに。
…
??side
何あれ何あれ何あれ！
こんなの私が間違ってたみたいじゃない！
絶対に認めないわ。
あの子は金の卵を産む鶏なのよ。
それをこのままにしておくなんて許せない。
鶏は鶏らしく、卵を産んでもらわないと。
卵を産まない鶏なんて、ココで生きてる意味なんてないわ。
このお話は作者の虚妄です。
現実とはなんの関係もありません。
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作者名：むー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時：2023年4月4日 19時
