ストの関西弁5【男主】 (ページ18)

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紫｢先生はすごい人…なんやと思う｣

青｢どういう事？｣

紫｢俺の2個上でフリーの人なんやけど、スタジオミュージシャンの中では1.2を争う上手さって別の人から聞いた｣

緑｢やば！｣

紫｢今は△△ってバンドのツアーのローディやる為にアメリカ行ってる｣

桃｢△△ってめっちゃ有名なやつじゃん｣

紫｢そう。それだけじゃなくて、今人気の音ゲーの●●ってあるやん？あれにも曲提供して、CD化した上にオリコン月間1位取ってた｣

黒｢待ってそれ1人の話なんだよね？｣

紫｢せや。『フリーやから色んな所で仕事出来んねん』っていうて大手音楽事務所のミュージックスクールの講師も不定期でやってるし、俺らの曲の星のHIKARIも先生から『やれよ』って回ってきたし｣

青｢えっと…つまり凄い人なんだよね？｣

紫｢うん｣

青｢どこで知り合ったの？｣

紫｢先生は…ってかいつもパイセンって呼んでんだけど、パイセンは俺の父親の飲み友なんよ｣

ST6｢｢は？？｣｣

黄｢飲み友ってそんな…｣

紫｢そらそう思うよな。俺もそう思ったもん。せやからあの女専務さんも気になったんやと思うよ。あいつには関係ない話なのにね｣

桃｢お父さんは何者なの？｣

紫｢父親はただの音楽関係の仕事してるサラリーマン。全国によう出張行っとる。言うなら、営業？になるかな。俺もよくは知らんねん。でも…｣

桃｢でも？｣

紫｢俺が小学生の時、きょものお父さん１回うちに来たことがある｣

ST5｢｢はぁ？？｣｣

青｢なんで？｣

紫｢わからん。ご飯食べて帰ってった事しか俺も覚えてへんねん。その辺は政樹さんに聞いてもいいかもしれへん｣

黒｢ようするに、桃矢のお父さんも先生も業界関係者って事だよね？｣

紫｢そう、なるんかな｣

緑｢あの専務はそのコネとかを狙ってるって事なのかな？｣

紫｢天下のジャニーズ事務所が？そんなん要らんくない？｣

桃｢…そうとも言いきれないんじゃないかな｣

紫｢どういう事？｣

桃｢今ふっかから連絡きた。見てみて｣

ふっか滝沢くんに今日の事言っといた
きょもサンキュー。なんて言ってた?
ふっかCDの売り上げを昔みたいに取り戻す為にしのの音楽センスが欲しいんじゃないかって言ってた

黒｢ようするにしのの音楽センスを見出したしのの先生と、しのを欲しがってるって事？｣

桃｢なんじゃないかな｣