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リ｢大人は見てるのよ。みんな素直に答えてくれるわ。｣
紫｢だからなんなんですか？｣
リ｢先が見えないグループ活動より、あなたはソロの方が良いって私は思っている訳。こんなガタガタの船にいつまでも乗ってるよりも新しい道に行った方がいいわ｣
紫｢お断りします｣
リ｢どうして？｣
紫｢俺はこいつらと一緒にアイドルやりたいので｣
リ｢はぁ…この際だから教えてあげる。四ノ宮くん、あなたソロ時代、テレビへの露出はN○Kの少年倶楽部とガムシャラだけ、他は先輩のコンサートの前座の出演のみだった理由知ってる？｣
紫｢いえ…｣
リ｢あなたはジャニーさんの秘蔵っ子だからよ｣
紫｢え？｣
リ｢テレビへの露出を最小限に抑える事によって見てる人の飢餓感を煽る。唯一生で見る方法は先輩のコンサートに足を運ぶか観覧に行くしかない。あなたの歌声を聞いてファンになる人は少なくは無い。また聞きたいと思わせる方法ね。そうやって価値を高めて、2017年にはソロデビューするはずだったのよ｣
ST6｢！？｣
紫｢そんな訳…｣
リ｢あら本当の話よ。私がジャニーさんから直接聞いたもの。『あの子は舞台の上で歌っているのが1番際立つ。テレビに出る必要も無いほどにね』って。本当は今までにドラマのオファーやバラエティのオファーが山ほど来てたのよ。それをジャニーさんは全て蹴っていたの。あなたのアイドルとしての価値を高めるためにね｣
紫｢でもジャニーさんは俺がグループに入ることを許してくれて…｣
リ｢そうね。それだけは私にも理解できないわ。こんな逸材をこんな所に留めておくなんて｣
桃｢…黙って聞いてればアンタなんなの？｣
黄｢ぽっと出の人にとやかく言われる筋合いねーんだけど｣
リ｢まあ、私はもうここの専務よ？事務所の事を考えて提案するのは当たり前の事よ。どこかの誰かさんと違って鶴の一声で事務所に入ってないのよ｣
紫｢今なんつった？｣
リ｢�眞老�のことよ。テレビのオーディションって世間は思ってるけど、ジャニーさんの意向が大きく影響している事は確かよ。ねぇ�眞呂�ん。あなたが1番よく分かってるわよね？｣
黄｢だったらなんなんだよ｣
リ｢歌も下手くそでダンスも下手くそ。居るだけで良いなんてジャニーさんもどうかしてるわよ｣
紫｢ふざけんなよ！！あんたにとやかく言われたかねーわ！｣
リ｢嫌だわあんただなんて。私はここの専務よ？笑｣
桃｢そういうこと言うやつなんてあんたで十分なんだよ｣
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作者名：むー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時：2023年4月4日 19時
