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青山｢あいつお前のファンとも結構やり合って全部返り討ちにしてるらしいぞ｣
紫｢ファンって何？そんなんおんの？｣
青山｢おるおる。まあ余所からみたらお似合いだから中々言い返せんらしいけど｣
紫｢…もうちょい頑張ってくれんかな…あいつマジでしんどいから｣
青山｢告白とかは？されてんの？｣
紫｢されてへん｣
青山｢振るならちゃんと振れよ。恨まれるとこえーから笑｣
紫｢そんなん当たり前やろ笑｣
〜
【2009年秋、体育祭にて】
生徒1｢続いては借り物競争です！出場者は指定の場所に集合して下さい｣
紫｢秋に体育祭しんどない？普通に暑いんやけど｣
青山｢あと2つで競技終わりやん｣
紫｢せめてテントぐらい欲しい｣
生徒1｢プログラム23番借り物競争を始めます！位置について…よーいドン！｣
青山｢借り物競争もお題の紙毎回『カツラ被ってる人連れてこい』『虎柄の服着てる人』とかさ、まあまあきついやつ来るよな笑｣
紫｢まじで出たくなかったから俺徒競走にしたし｣
青山｢分かるわ〜俺も桃矢に取られなかったら徒競走が良かったもん｣
紫｢あ、やっぱり？笑｣
影田｢桃矢くん！来て！｣
紫｢は？｣
影田｢借り物競争！お題桃矢くんしかいないの！｣
紫｢お題なに？｣
影田｢いいから！来て！｣
青山｢まあまあ、行ってこいよ｣
生徒2｢2年4組、到着です！さあお題はなんですか？｣
影田｢自分の好きな人です！｣
観客｢ｷｬｱｱｱｱ｣
紫｢え？｣
影田｢桃矢くん、気づいてたかもしれないけど私桃矢くんの
事が好きです！付き合ってください！｣
紫｢…返事ここでええの？｣
観客｢ｷｬｱｱｱｱ！｣
影田｢！？うん！もちろん！｣
紫｢ごめん、誰とも付き合う気ないからごめんなさい。影田にはもっとええ人おるよ｣
影田｢…え？｣
紫｢だから、ごめん付き合えない｣
影田｢嘘でしょ…？だって一緒に帰ったりしたじゃん！｣
紫｢嘘やない…ごめん｣
影田｢思わせぶりなんて…酷いよ！｣(走ってどこかへ行く)
生徒2｢ええと…以上借り物競争でした！｣
…あいつまじで頭おかしくない？そう思うの俺だけ？
〜
紫｢はぁ｣
青山｢おつかれさん。まさかのここで公開告白とは思ってもなかったわ笑｣
紫｢笑い事ちゃうでホンマに…あいつ頭お花畑過ぎん？｣
青山｢嫌がってるの気づいてない時点でもうお察しやろ笑｣
紫｢マジできつい｣
青山｢まあ気をつけろよ。あいつもファンおるから｣
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作者名：むー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時：2023年2月24日 11時
