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理由は自分でも分かってる。
この顔のせい。
小学生の時は男女関係なくみんなと仲良くできた。
でも中学に上がってから、同じ小学校だった人達以外の目線が違った。
最初は同じ小学校の男の子達も仲良くしてくれてた。
でも、仲良くしとった男の子の好きな子が俺に告白してきてから変わった。
??｢あいつのどこがいいんだよ…顔がいいだけじゃん。チビだし｣
??｢所詮は見た目かぁ〜。俺らと喋っててもどっか見下してる部分あるよなあいつ｣
??｢あいつと居ると自分が引き立て役になるみたいで嫌だよなぁ｣
そんな陰口がいくつも聞こえてきて、気づいたら俺1人やった。
それでも友達でおってくれたんが青山やった。
青山｢つかあの先輩も中3なら高校受験に専念しろよな…｣
紫｢…それは俺もちょっと思った笑｣
青山｢よな笑 ほら帰るぞ！｣
紫｢ん｣
〜〜〜
紫｢ただいま〜｣
雪翔｢にに、おかえり〜！｣
紫｢お母さんまだ？｣
雪翔｢かかはまだ帰ってへん！なあにに、今日の宿題分からんとこあんねん｣
紫｢ににに見せてみ…ああ、算数なこれはな…｣
弟の雪翔は小学校4年生。俺はお父さん似やけどこいつはお母さん似。正直めちゃくちゃ可愛い。
雪翔｢あ！なるほどな！こういう事やったんか〜。わかった！ありがとうにに！｣
紫｢ええよ…なあ雪翔？｣
雪翔｢んー？｣
紫｢お前、学校楽しいか？｣
雪翔｢ん？めっちゃ楽しいよ！今日もな、〇〇くんと××くんとな…｣
弟はまだ小学校4年生だからかまだ俺みたいな状況にはなってないみたい。こいつもかなり顔が整ってるからちゃんと見といてやらないと…
??｢ただいま〜！｣
雪翔｢かか！おかえり〜！｣
朱美｢遅なってごめんな〜！今日おやつ貰ってきたから2人で食べとき！｣
雪翔｢やったー！ありがと！｣
紫｢お母さんおかえり｣
朱美｢ただいま…あんたなんかあった？｣
紫｢え？｣
朱美｢そんな思い詰めた顔して〜かかが騙されると思ったら大間違いやで？｣
紫｢なんもないよ笑｣
朱美｢まああんたが言いたくないんやったらええけど…なんかあったらすぐ言いや｣
紫｢はいはい｣
ビビった。まじで母親って一瞬で見破るやん…
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作者名：むー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時：2023年2月24日 11時
