. ページ35
事「じゃあ先週言ってたソロコンについて話するね」
紫「はい、よろしくお願いします」
事「会場は◯◯、日にちは12/26の夜、開演は18:00からの一夜限りね。」
紫「はい」
事「セトリはこんな感じでどうかなって考えてみた。何曲かギターで弾き語りして…」
……
事「って感じかな」
紫「分かりました。ありがとうございます」
事「なんか気になる事とか、演出面でやりたい事とかあったら言ってね。できるだけ要望にそうから」
紫「ありがとうございます」
事「じゃ今日はここまでで、また来週時間取れたら話しよっか」
紫「分かりました!」
事「じゃまた来週ね」
紫「ありがとうございました!」
あれから1週間、コンサートについてとかデビューについてとか色々考えてみたけど俺には全然分からなかった。
〜〜
桃side
しのに文化祭で一緒にバンドやらない?って誘って3週間経った。
樹の友達が軽音部で、ベースとドラムをやってくれる事になった。
セトリも俺の中で何やりたいとか決まったから、しのと相談したいなぁって思ってたんだけど、最近しのの様子がおかしい。
樹もいれて3人で昼ご飯食べててもたまにうわの空だし、なんかあった?って聞くと困ったような顔をする。
あからさまに「何かありました」って顔をしてるのに俺らに話してくれる様子は全くない。
樹にもしのになんかあったか聞いてみたけど何にも聞いてないらしい。
後しのと仲がいいと言ったら北斗とこーちかな…?1回聞いてみるか。
〜〜
バカレア組、楽屋にて
桃「ねえ、北斗とこーち」
黒「はい?」
黄「ん?」
桃「2人さ、しのからなんか聞いてない?」
黒「いや何も」
黄「なんも」
桃「ふーん…そっか」
2人とも何も聞いてないか。
黄「なんかあったの?」
青「最近様子がおかしいのよ」
桃「文化祭でバンドやるって決まってからおかしいのよ」
黒「バンド?まじで?」
桃「まじ」
緑「なになに、しのの話?」
桃「そう」
赤「この前事務所の人に呼ばれて1人別の部屋に入っていくのは見たよ」
青「それっていつ頃?」
赤「ちょうど1ヶ月位前かな…?」
緑「絶対それじゃん」
黒「俺もそう思う」
桃「明日聞いてみるか…」
黄「ダメだったら言って。俺も聞いてみるから」
緑「こーちだめだったら俺に言ってよ。神宮寺に聞いてもらうから」
…あいつ意外に愛されキャラだな。
.
123人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:むー | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時:2023年2月24日 11時