俺とぼっちゃんとキッカケの話 ページ32
2012年春
高校2年生になったら、京本くんが転校してきた。
先｢京本は四ノ宮の前な｣
桃｢はい｣
入所した時は思い出せんかったけど、最近思い出した事がある。
京本くんのお父さん、我が家に遊びに来たことが1度だけある。
お父さんの仕事でなんか仲良くなったらしい。
詳しいことは知らんけど笑
桃｢桃矢よろしく｣
紫｢よろしくお願いします！｣
桃｢樹もよろしくね｣
青｢よろしくお願いします｣
先｢じゃあ授業始めるぞー｣
〜〜
転校してきて初日の昼間、京本くんがトイレに行ってから帰ってこなかった。
紫｢京本くんて、このまま仕事やっけ？｣
青｢いや鞄あるし仕事じゃないんじゃない？｣
紫｢やんな…迷子かな？｣
青｢子供じゃねーんだしそれはねぇだろ笑｣
紫｢でもちょっと心配やない？｣
青｢だいじょーぶだって笑 もういい歳してるんだから笑｣
紫｢そう？｣
迷ってないといいけどなぁ…。
結局戻ってきたのは5限目が終わった後だった。
桃｢はーやっと帰ってこれた｣
紫｢迷子なっとったんですか？｣
桃｢いや違う違う笑 俺トイレいってたじゃん｣
紫青｢はい｣
桃｢そこで知らない奴に絡まれて『女みてぇだな』って言われてムカついて喧嘩してた｣
青｢え？｣
紫｢は？｣
桃｢そしたら先生来てさ、そっからお説教よ｣
紫｢今まで先生に怒られてたって事ですか？｣
桃｢そうそう笑 今日から反省文書かないといけないの笑｣
待って京本くん血の気多すぎんか？
後ろの樹見たら目が合った。
紫｢(京本くんだけは)｣
青｢(怒らせないでおこう)｣
って目で会話する位にはビビった。
こんなん言うたら怒られるやろうけど、美人が怒るとマジで怖そう。
桃｢ん？｣
紫｢いやいや！なんも無いです！！反省文とかだるいですね｣
青｢お疲れ様です｣
桃｢ほんとだよ笑｣
.
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作者名：むー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時：2023年2月24日 11時
