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しのside
俺の中間テストも終わって無事補習から抜け出した10月。
今日は北斗がたまたまレッスン来れなくてこーちと2人で帰った日のことだった。
黄｢腹減ったから肉まん買わない？｣
紫｢ええで〜どこのやつにする？｣
黄｢んー、今日はフ○ミマにしよ｣
紫｢んじゃあそこやな｣
10月にしてはちょっと寒いから豚まんはめっちゃ良かった。
こういう時の豚まんってたまらんよな。
黄｢あのさー｣
紫｢ん？｣
黄｢SexyZoneデビューして、B.I無くなったじゃん｣
紫｢まあ、せやな｣
黄｢俺知ってたんだよね｣
紫｢え？｣
黄｢あの発表の前、ジャニーさんに呼ばれたのよ｣
紫｢うん｣
黄｢ホワイトボードに丸印付けられた名前あって、そこに俺はいたけど北斗はいなかったの｣
紫｢うん｣
黄｢だからさ、俺もなくていいよって言っちゃったの｣
紫｢…うん｣
黄｢そしたらさ、あの5人だったの｣
紫｢そーなんや｣
黄｢その時ジャニーさんに『Youはどうしたいの？』って聞かれてさ、『俺は北斗とやって行きたい』って答えたの｣
紫｢ええやん｣
黄｢そう？｣
紫｢自分の意見聞かれたから答えただけやろ？｣
黄｢うん｣
紫｢ええやん｣
黄｢なのかな笑 発表した次の日さ、桃矢北斗と話してたじゃん？｣
紫｢なんの話ししとった？｣
黄｢覚えてないの？｣
紫｢全く｣
黄｢あれだよ、テスト前で勉強教えてくれって言ってたのよ｣
紫｢あー、何となく思い出した笑 英語聞いたやつな｣
黄｢桃矢みたいにフラットに居てくれる人が居て良かったなって思ったのよ｣
紫｢フラットかどうか分からんけどな笑｣
黄｢だからさ、北斗のそばにこれからも居てやってよ｣
紫｢おかんか笑 言われんでも居るわいな｣
黄｢ありがとう笑｣
こーちがそんな事思ってるだなんて全然知らなかったから、内心めちゃくちゃどきどきしてたし、話してくれてめちゃくちゃ嬉しかった。
だから俺も俺の事ちょっと話してもいいかなって思った。
紫｢俺さーこれ事務所入って初めて話すんだけど｣
黄｢うん｣
紫｢俺事務所入る前さ、やばい女にストーカー紛いの事されとったんよ｣
黄｢まじ？｣
紫｢まじまじ笑 んで精神的にキツくなって学校行けんくなって、何とかしなきゃなって思ってたら唯一の友達が『ジャニーズ受けたら？』って薦めてくれて、履歴書も送ってくれたんよ｣
黄｢すごい方針転換だな笑｣
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作者名：むー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時：2023年2月24日 11時
