ストの関西弁4【男主】 (ページ28)

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紫｢待って待って、なんの話し？｣

黒｢ニュース見てないの？｣

紫｢見たよ。けどそれ俺のテストに関係なくない？｣

黒｢…え？｣

紫｢え？デビューの話と俺の中間テスト関係なくない！？｣

黒｢関係ないけど…｣

紫｢俺そろそろ補習卒業したいから必死やねん。やから北斗のそういうの考える暇ないねん｣

そういう桃矢の目に嘘はなさそうだった。

勝手に哀れみの視線感じてた俺クソダサいじゃん…。

黒｢ﾊｧ…いいよ、どこがわかんないの？｣

紫｢英語のこれなんやけどさ…｣

黒｢はいはい、これはね…｣

なんか、こいつだけは俺の事を何のフィルターにかけることも無く、真っ直ぐに見てくれるんだろうなって思った。

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しのside

レッスン場に行っていつも通り練習した後、勉強してたら北斗が通りかかった。

心配しとった通りまあやさぐれてた。こういう時って何言っても慰めにならんし、俺は俺でテストに向けて必死やからいつも通り先生してもらおうと思ってた。

声掛けたら、まあ見事に酷かったけど笑

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黄side

俺は北斗とやりたいって言ったからか分かんないけど、あの場所に俺はいなかった。

北斗はどうしてんのかな、やさぐれんのかなって遅れてレッスン場に行ったら、案の定近寄るなオーラを出してすごくやさぐれてた。

レッスン終わって話しかけようと思ったけど、あいつはそそくさと出て行ってて慌てて追いかけたら桃矢に捕まってた。

こっそり話を聞いたんだけど、桃矢のおかげでちょっとはマシになりそうだなって思った。

黄｢何また勉強？お前偉いなぁ〜俺なんてなんもしてねーぞ｣

紫｢こーち！おつかれ！｣

黄｢おつかれおつかれ｣

紫｢こーちは勉強ええの？｣

黄｢教科書開いただけで眠気するわ笑｣

黒｢…ちゃんと卒業はしろよ｣

黄｢あたりめーだわ笑｣

紫｢歳下に今から卒業の心配されるのやばいて笑｣

黄｢うるせー笑｣

桃矢はどこのグループにも属してないからこそ何も言わずにフラットな状態で俺らに接してくれるんだろうなって思った。

だから、あの時の事も桃矢になら話していいかもなって思った。

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