俺とマブ達とダディの話 ページ25
2011年春
中学校はあれからも全然通う事もなく、なんとなくみんなが行ってる堀○高校に進学した。
高校も芸能科とはいえちゃんと定期テストはある。
不登校だったから家で勉強してたけどまともに勉強してたかと言われると違う。
つまり何が言いたいかと言うとテストの点数がやばかった。
先｢四ノ宮〜お前補習な？｣
紫｢分かりました｣
青｢お前今回のテストで補習ってやばくね？俺でも大丈夫だったべ？｣
紫｢あーおれ中2の夏から学校行ってへんから全然勉強できてへんねん｣
青｢そうなんだ？お前も大変だなぁ｣
紫｢…うん、まあ大変やったかな笑｣
樹とは席が前後になってからはめちゃくちゃ仲良くなったと思う。
絶妙な距離感で接してくれるし、不登校やった事を今サラっと言ったけど｢そんな事もあるよね〜｣みたいなスタンスで接してくれるから居心地がいい。
爆モテじゅったんの名は伊達やないんやなぁって改めて思う。
〜〜
先｢補習始めるぞー｣
紫｢はーい｣
先｢…事情は聞いてるからな、焦らずゆっくり取り戻していこう。な？｣
紫｢はい、ありがとうございます｣
高校の先生は中学の先生と違って、腫れ物みたいな扱いをしないし、見て見ぬふりもしない良い先生やなぁって思う。
先｢じゃあまずは数学からな｣
紫｢よろしくお願いします｣
〜〜
先｢…んじゃあ今日はこの位にしとくか｣
紫｢頭こんがらがりそう…｣
先｢はは笑 一気に詰め込んだからなぁ また明後日この範囲からテスト出すから復習してね｣
紫｢はーい｣
先｢今からレッスンか？｣
紫｢そうです｣
先｢気をつけて行けよ｣
紫｢ありがとうございます！先生さよなら〜｣
先｢はいさよなら〜｣
先生と別れて外に出ると樹もいた。
紫｢あれ樹？｣
青｢桃矢じゃん 補習終わり？｣
紫｢おん今終わったとこ樹は？レッスンやろ？｣
青｢ちょっとサボり 今から行くけど 一緒に行くべ？｣
紫｢せやな 行くか〜｣
〜〜
レッスン場に着くと樹とは別れた。
樹や他のみんなはツアーのバックに着いたりするけど俺は何故かそういうのは一切なくソロのダンスを振り付けしてもらったり、バックに誰かをつけてもらうってのが多い。
振｢１回通しで行くよ〜｣
紫｢はい！｣
入ってから気づいたけど俺は他の人よりダンスを覚える速度がまあまあ早いらしい。
振｢振り入ったか相変わらず早いね、じゃあそれ明後日だからよろしくね｣
紫｢はいありがとうございました！｣
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作者名：むー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時：2023年2月24日 11時
