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しのside
朱美｢ただいま〜｣
紫｢おかえりー！…帰ってきたわ｣
青山｢下降りて話そか…弟くんは今日遅いねんよな？｣
紫｢うん、今日はクラブがあるらしい｣
青山｢そか…じゃあ行こ｣
紫｢ｽｰｯ…うん｣
青山｢朱美ママこんにちは。お邪魔してます｣
朱美ママ｢航太くん！こんにちは！来てくれてありがとうなぁ〜 すぐおやつ出すからちょっと待っててな？｣
青山｢ありがとうございます｣
朱美ママ｢ほら、桃矢も手伝って？｣
紫｢うん｣
〜〜
青山｢あの、朱美ママ…｣
朱美｢ん〜？どした？｣
青山｢ちょっとこっち来て一緒に座って貰えませんか？｣
え、もう話すん？
朱美｢？はいはい｣
紫｢…ちょっと早ない？｣
青山｢早くない。俺が話すから、キツかったら部屋戻ってもええから｣
紫｢…ありがと。でも、居るわ｣
青山｢ん、わかった｣
そう言うと青山は今までの事を全部お母さんに話してくれた。
〜〜
朱美ママside
青山くんから聞かされた内容は衝撃的やった。
朱美｢それは…ほんまの話やねんよな？｣
青山｢嘘でこんな話しませんよ｣
朱美｢ごめん、あまりにも衝撃的すぎて…14の子供がそんな事するなんて信じられんくて｣
青山｢まあ確かに頭おかしい女であるのは確実です｣
そこで私は以前桃矢に話した事を思い出した。
『影田さんと仲ええねんな〜』
『桃矢にもええ子がおるって分かって安心したわ』
あの時のこの子の表情を私はちゃんと見てただろうか？
何も考えずに発言してなかっただろうか？
朱美｢桃矢…ホンマにごめんな、お母さん無神経な事いうて…｣
紫｢お母さんにも俺言うてなかったんやし、なんも悪くないよ｣
息子にこんな表情させる母親は母親失格だ。
朱美｢桃矢、病院行くよ｣
紫｢え？｣
朱美｢影田さんに、全部落とし前つけさせるよ。診断書もらってかかの友達の××さんにお願いして接近禁止出来るようにしてもらうよ｣
紫｢そんなんできるん？｣
朱美｢出来ても出来なくてもやった事の重さは理解してもらわなあかん。かかも仕事辞める｣
紫｢！？何言っとん！？そんなんアカンやろ！｣
朱美｢そんな家庭と距離近い方があかん！行くで桃矢！…青山くん、ごめんな！今から病院行くから！家まで車で送ってくわ！｣
青山｢は、はい…ありがとうございます｣
※こんな事出来るかどうかは分かりません。あくまでも虚妄です。
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作者名：むー | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/st1995617
作成日時：2023年2月24日 11時
