陸拾参ノ命令 ページ16
『正直に言えば目玉焼きには見えないな』
ut「せやろ」
目の前に居る此奴は明らかにチーノを馬鹿にしているのに其れとは裏腹に自慢気だ。
『目玉焼き､､､失敗して嬉しいのか』
ut「ははっ、んな訳無いやないですか。チーノの目玉焼きを貴方に振る舞えて此方としても嬉しい限りですよ」
何が振る舞えて嬉しい、だ。そんな気配微塵も感じない。
俺達の
『結局は嬉しいのか』
ut「はは、間違えた､､､これは僕達の秘密、って事で」
其れだけ言うと鬱は人差し指を口の前に添えてからショッピの方に向かって行った。
彼奴は口だけで顔は笑っていなかった。
コネシマ達の方に瞳を向けるとハンバーグと目玉焼きを載せた皿をダイニングテーブルに運んでいる最中だった。
『手伝おうか』
kn「あっ､､､態々すんません､､､」
『いや、大丈夫だ、何か手伝う事はあるか？』
kn「其れなら､､､皿は俺達で運ぶんでフォークとかの準備頼んでも良いですか､､､？」
『嗚呼』
kn「ホンマにすんません､､､」
そう言ってまたコネシマが頭を下げ俺に謝罪をする。
『､､､謝罪されるのは好きじゃないんだ』
kn「あっ､､､すんま((『けどな、感謝されるのはずっと前から好きなんだ』､､､有難う、御座います､､､」
「手伝ってくれてありがとう、Aのお陰でお父さんの仕事早く終わりそうだよ」
『そうなの？じゃあ、またお手伝いする！』
「はは、頼んだよ」
ずっと前から､､､感謝されるのが好きだった。
俺に感謝を伝えたコネシマに満足感と懐かしさを覚えた。
上機嫌の儘フォークとナイフを手に取り、専用の容器に入れテーブルにコト、と音を立てて置いた。
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楽譜(プロフ) - あまねさん、コメントありがとうございます！好きと行って頂けて嬉しい限りです( *´꒳`*) (3月6日 20時) (
レス) id: de0bd4f93a (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - めちゃすきですー！ (3月4日 23時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楽譜/Gakufu | 作成日時：2023年12月27日 15時
