太刀川隊の二番手攻撃手【ワールドトリガー】

完全に寝てたわ ページ15

奈「待て、章平。ちょっとA貸せ。」


・・・え！？


もしかして私トリオン体に換装させられてイーグレットで頭ぶち抜かれるという恐怖体験をさせられる・・・！？


奈「どうせお前のことだから提出物だって解けるわけないだろ、俺が教えてやる。」




『ほんとですか！？奈良坂先輩やさしい！』


奈「あぁ、本当だ。じゃあ学校が終わったらうちの隊室に来い。いいよな、章平。」



古「はい、僕は構いませんが・・・。」



『三輪先輩にふっとばされないようにしないとですよね・・・。』



三輪先輩に見られたらきっと怒られるか呆れられるかの２択だからな。


蓮さんはきっと歓迎してくれる！はず！


奈「じゃあまた放課後な。分かったらさっさと帰れ。もうすぐチャイム鳴るぞ。」



そういわれた私と古寺はすぐさま教室に向かった。


つぎは日本史だ。寝ないように気をつけなくてはならない。


古「峯さん、先生にやってこいって言われたプリントやりました？」


・・・なんのことですかね。


そんなのあったかな？いや、ないよな。そんな記憶私にはない。


古「とぼけないでくださいよ、そのときの授業あんた爆睡してたんですよ。プリントまで忘れたら先生おこですよ。」←


まって、古寺。プリントよりおこって何！？いつのまにそんな言葉使うようになったの！？



『・・・やってないデス。』


古「やっぱり・・・。仕方ないから僕のうつさせてあげます。」


古寺グッジョブ！


ところどころ間違いつくっとかないと怪しまれるな。注意しないと。


そんなこんなで教室についた。



古「はい、これです。」


『あんがと〜、借りる。えーと・・・あ、ファイルに入ってた。』


もちろん白紙だけど。


さて、慶直伝のばれない写し方の方法を使ってやろう。







・・・はて、こんな歴史あったかな・・・？


とか思いながらも進めていく。だって覚えてないんだもん。←



『よし、完璧！』



できた・・・！


我ながら完璧だぜ・・・。


『古寺サンキュー。』


そういって古寺のもとへプリントを返す。


あいつめっちゃ字キレイだな。


チャイムが鳴り、授業が始まる。なんといってもこの授業はお昼休みの後だ。


うつらうつらと、今にも寝てしまいそうな人は何人もいる。


私はその中の一人どころか完全に寝てしまっていた。


せっかく課題を終わらせたのに先生に怒られたのだ。なんとも悲しい。



古寺すまん。君の優しさは塵となってしまったようだ。

蓮さんって憧れるよね→←古寺帰れ

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