努力の天才でバレー大好き少女【ハイキュー】２

第六十四話 ページ18

西谷さんが体育館を出て行った後、気まずい雰囲気が流れる

影「？？なんですか？」

田「悪い．．．西谷とうちのエースの間にはちょっと問題が生じていてだな．．．」

菅「．．．」

私はそんな会話を眺めていると急に翔君に手を引かれた

『ちょちょ、翔君!?何処行くの!?』

日「ニシヤさんにレシーブ教えてって言いに行く!!Aも一緒に行こ!!」

『う、うん!!分かった!!』

私もレシーブ教えて欲しいし、バレー部にも戻ってきてほしいから一緒に行こ!!
っていうか翔君、西谷さんの名前間違えてない？
私は翔君と一緒に西谷さんの後を追った
すると、部室棟の傍に歩いている所が見えた

日「『レシーブ教えてください!!』」

そう言って、私と翔君は西谷さんに駆け寄った

日「ニシヤさんリベロですよね!?守備専門の．．．」

西「ニシノヤだ」

日「あっスミマセッ．．．」

やっぱり名前間違ってたよ．．．

西「なんで俺がリベロだって思う？小っちぇえからか？」

日「えっ？いや、レシーブが上手いから．．．」

西「．．．」

日「だってリベロは小さいからやるポジションじゃなくてレシーブが上手いからやれるポジションでしょ？」

『翔君、敬語!』

日「あっですよねっ？(汗)」

西「!!お前．．．よくわかってんじゃねーか」

日「？」

『それに大地先輩が《守護神》って言ってましたよ!!』

西「!!!守っ!?な、そん、なんだソレ
　 そんな大げさな呼び方されたって俺は別にっ
　 ．．．ホントに言ってた？」

『言ってました!!』

西「そんなカッコイイ名前で呼んだってなァー
　 俺はなァーそう簡単にはなァー
　 チクショー大地さんめええええ」ゴニョニョ

西谷さんが照れくさそうに独り言を言っていた
すると翔君は話し始めた

日「おれ．．．まだレシーブへたくそで．．．バレーボールで一番大事なコトなのに．．．」

西「．．．」

日「だからレシーブ教えて下さい!!西＿＿＿西谷先輩!!」

『私もまだまだ未熟なので私にも教えて欲しいです!!西谷先輩!!』

西「＿＿＿＿!!!」ｶﾞｼｧｰﾝ

日「『？？』」

西「．．．お前ら．．．」

日「『!?』」

西「練習の後で．．．ガリガリ君奢ってやる．．．」

日「『えっ!?』」

西「なんつっても俺は＿＿＿《先輩》だからな!!!」

日「『!!!』」ｷﾗｷﾗ

西「でも部活に戻るわけじゃないからな!!お前らに教えてやるだけだからな!!」

日「アザース!!!」

『ありがとうございます!!!』

「「「「(とりあえずホッ．．．)」」」」

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