努力の天才でバレー大好き少女【ハイキュー】

第三十三話 ページ34

急に体育館の扉が開いて顧問の武田先生が息を切らしながら入ってきた

ガララッ

武「組めた!!組めたよーっ!!練習試合っ!!
　 相手は県のベスト4、《青葉城西高校》!!」

菅「青城!?」

月「ゲッ」

菅「どうやって組んだんだろ．．．」

日「．．．誰!?先生!?」

影「知らねぇ．．．」

二人共、武田先生と会ったことなかったんだ
というか．．．すっごく嫌な予感がする．．．

武「おっ!!君らが問題の日向君と影山君か!!」

「「．．．おす」」

二人共、もう問題児扱いされてる!?

武「今年からバレー部顧問の武田一鉄です!!
　 バレーの経験はないから技術的な指導はできないけど、
　 それ以外の所は全力で頑張るからよろしく！」

「「オス!!」」

やっぱり武田先生はすっごくいい先生だなぁ
こんな人が顧問でよかった〜

武「いやあ．．．
　 あちこち練習試合のお願いに直接行ってたから、全然こっちに顔出せなくて．．．」

菅「先生青城なんて強い学校とどうやって．．．？」

澤「まさかまた土下座を．．．!?」

武「してないしてない!!
　 土下座得意だけどしてないよ!!今回は!!」

．．．え!?武田先生よく土下座してるの!?
てか、土下座が得意って絶対だめだと私は思うよ!?

澤「先生．．．《今回は》って．．．」

武「ただ、条件があってね．．．」

澤「条件？」

武「《影山君をセッターとしてフルで出すこと》」

田「な、なんスかそれ！
　 烏野自体には興味無いけど、影山だけは警戒しとこうってことですか!?
　 舐めてんすか！ペロペロッス!?」

武「い、いや．．．そう言う嫌な感じじゃなくてね．．．」

菅「い…良いじゃないか!!
　 こんなチャンスそう無いだろ．．．」

田「良いんすかスガさん!!烏野の正セッターはスガさんじゃないすか!!」

菅「．．．俺は日向と影山のあの攻撃が、4強相手にどこまで通用するのか見てみたい。
　 それで烏野が勝てる希望があるなら俺は迷わずセッターに影山を選びます」

「「!!」」

孝先輩．．．

澤「．．．先生、試合についての詳細をお願いします」

武「あ、はい。えーと．．．日程は急なんだけど来週の火曜。
　 短い時間だから1試合ゲームだけで、学校のバス借りて行きます。時間は．．．」

多分、この条件出したの十中八九、徹君だろうな．．．
．．．ちょっと待って．．．私、確かまだ徹君にも一君にも高校どこ行ったか伝えてなかったはず．．．
まさか、練習試合で会うことになるなんて．．．

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