だれか、私を殺してください【呪術廻戦】

再開は突然に ページ7

乙骨side


久し振りにAちゃんの事を思い出して


クラスメイトから背中を押されて


また会えるといいな、なんて思っていた


だけど、だけど、こんな再開はあんまりじゃないか









突然僕たちの元にやってきた謎の集団


夏「来たる12月24日。日没と同時に百鬼夜行を行う。
場所は新宿、京都。各地に千の呪いを放つ。下す命令は塵殺」


鳥の形をした呪霊を操っていた男は大胆にも僕らに宣戦布告をしてきた


百鬼夜行、千の呪い


想像しなくてもそこには惨劇が待っていることが分かる


無意識に全身がこわばる


すると男は「ああそうだ」と面白そうに笑って携帯をいじり始める


夏「せっかくのクリスマスの日の決行だ


少し早いが、君たちに私からささやかなプレゼントを用意したよ」


そう言って携帯の画面を僕たちに向けた


その画面を見た瞬間、ヒュッと息ができなくなった


牢屋のようなところに閉じ込められ、首輪と鎖でつながれている懐かしい顔


その鎖は鉄格子の近くの床に固定されていて、それ以上伸びないのに必死に鉄格子から離れようとしている


ボロボロと大粒の涙を流す青い瞳の先には、鉄格子の隙間もないほどの数の呪霊がその先へと手を伸ばし、鉄格子をがたがたと揺らしている


憂「Aちゃん！！」


叫ばずにはいられなかった

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